Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

廃炉事業に資する放射線遮蔽・遮水機能を有する超重泥水・土質系材料の開発

Development of heavy clay slurry and soils function both of radiation shielding and low permeability for contributing to decommissioning
  • 研究番号:16P07
  • 研究分野:environment
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2016年04月〜2019年03月

代表研究者

小峯 秀雄 教授
KOMINE Hideo Professor

創造理工学部 社会環境工学科
Department of Civil and Environmental Engineering

URL:http://www.f.waseda.jp/hkomine/

研究概要

重泥水の放射線遮蔽特性定量調査とそれを活用した福島第一原子力発電所原子炉建屋からのデブリ取出し補助技術の開発および福島第一原子力発電所構内の除染廃棄物の一時仮置き施設の覆土材のガンマ線遮蔽特性データ取得と分析を実施した.具体的な成果は以下の通りである.すなわち,
1) デブリ取出し補助技術として、ガンマ線と中性子線の両方の遮蔽性能を有する超重泥水技術の開発及びガンマ線遮蔽性能と遮水性能の両方を保有する覆土材の開発を進めた.
2) 各土質材料の放射線遮蔽特性は、設備備品である放射線遮蔽性能実験用具を活用して調査した.なお,覆土材の放射線遮蔽特性には,土質材料の含水状態や保水状況が寄与することから,保水性試験装置を用いた実験の結果を踏まえ整理した.
3) 個別基盤研究の支援データとして活用するため,各材料の仕様に応じてデータを整理し,データベースのプロトタイプを試作した.
4) 廃炉シナリオ検討のため,開発した土質材料の利用を想定したシナリオメニューを試作すると共に,作業のための空間放射線低減効果の検討に向けた情報を収集した.

なお,本研究の一部は,文部科学省「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」に採択された研究課題「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」の研究として実施しました.

年次報告

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