Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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アーリーバード アウトリーチ活動を実施しました【早稲田大学高等学院】

活動の概要

2025年2月7日(金)、理工総研アーリーバードプログラム主催の理工3学部説明会を兼ねたアウトリーチ活動を、早稲田大学高等学院にて実施しました。本活動は、「研究に携わりたい日本の学生をより一層増やしたい」「理系学問や研究活動の魅力をもっと知ってもらいたい」という定例会でのメンバーの意見を出発点とし、メンバーの母校である早稲田大学高等学院の先生方の多大なるご協力のもとで実現しました。

講演会の様子

当日はアーリーバードのメンバー13名が参加し、3学部・11専攻の若手研究者が一堂に会しました。このような異分野の若手研究者が集まる場を実現できたのは、まさにアーリーバードプログラムならではの強みだと感じます。一方、学院生側も中学部生から高校生まで100名以上が参加し、教室は立ち見が出るほどの満員御礼となりました。

活動の前半では、各学部から1名ずつ代表者が登壇し、学生生活や研究内容、進路選択の動機などを中心に講演を行いました。講演では研究紹介にとどまらず、自身の等身大の経験を伝えることに重点を置いたことで、学院生たちが将来のキャリアプランを考えながら熱心に耳を傾ける姿が多く見られました。後半は各学部に分かれ、リラックスした雰囲気の中で学院生とメンバーが交流しました。進路選択のきっかけや研究室選びに関する質問から、研究内容に深く踏み込んだ質問まで、学院生からの多様な疑問にメンバーが真摯に答えました。


交流会の様子

活動を振り返って

メンバー集合写真(早稲田大学高等学院 講堂)

高校生に研究の魅力を伝えることができ、総じて前向きな反応を得ることができました。早稲田大学高等学院では、卒業生のほぼ全員が早稲田大学に進学できるため、他の高校生と比べて理工学などの学問的興味を深く探求できる3年間を過ごせます。一方で、学問的興味とは別に、進学後の学生生活に対する不安を抱く学院生が多いことも明らかになりました。このことから、アウトリーチ活動では研究内容の魅力を発信するだけでなく、大学生・大学院生の日常や成長過程を具体的に伝えることも重要であると感じました。今回は、高校生に研究者という道を知ってもらう機会であると同時に、私たちにとっても高校生が研究に対してどのような認識を持っているのかを学ぶ貴重な機会となりました。
本企画で得られた経験は、今後のアーリーバード活動にとどまらず、他のアウトリーチ活動にも活かしていきたいと考えています。また、今回参加してくれた学院生の何人かが研究の道に進み、将来、共に研究について議論できる日が来ることを、メンバー一同楽しみにしています。最後になりますが、本企画の実現にあたり、早稲田大学高等学院の先生方には多大なるご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

文責:基幹理工学研究科 機械科学・航空宇宙専攻 宮川研究室 博士後期課程2年 阪井健人

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