Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

News

News

アーリーバード、共同研究計画の中間発表会を開催

理工学術院総合研究所(理工総研)の若手研究者育成・支援プログラム『アーリーバード』では後期活動において、若手研究者の講演会と並行して、今年も共同研究計画を進めています。10月からスタートしたグループワークですが、3月の成果報告会での発表に備えて12月12日に中間発表会を行いました。この共同研究計画と中間発表会の様子について、幹事がレポートします。

共同研究計画とは

「共同研究計画」とは,アーリーバードのメンバーが複数のグループに分かれ,それぞれが興味のある研究テーマを選んで研究計画を立案する企画です.本年度は4つのグループに分かれ,内閣府が掲げる「ムーンショット目標」の9つの課題に関連して独自に研究テーマを設定しております.後期活動が始まって以来,社会的に大きな課題に対してどのようなアプローチが考えられるのか,各グループで熱く議論してきました.各グループのメンバーと中間発表での研究課題名を以下に紹介します.

[チームA] 高度にヒトを模したロボットハンドの実現
メンバー:東和志さん(生命医科学/D1),澤田万尋さん(機航/D2),中居詢子さん(生命理工/D2),長谷部翔大さん(先進理工/D1)

[チームB] 深海ごみ回収ターミナルの設置に向けたごみ回収ロボットの開発
メンバー:小林由央さん(材料/D1),服部皓大さん(機航/D2),斎藤菜美子さん(総機/学振PD)

[チームC] 機械学習と実験検証の融合による環境非依存的な植物育成システムのデザイン
メンバー:石崎一輝さん(先進理工/D1),渡辺清瑚さん(応化/D2),川崎純菜さん(電生/学振PD),齊藤杏実さん(応化/D3)

[チームD] 高精度粒子法の提案と波浪現象の数値シミュレーション
メンバー:藤井愛実さん(機航/D1),牛奥隆博さん(機航/D3),浅井大晴さん(応数/D3)

中間発表を振り返って

これまで各グループで議論してきた共同研究計画について,中間発表会を対面で実施しました.また,OBの先生方がオブザーバーとしてオンラインで参加してくださいました.

Dチームでは応用数理専攻の浅井さんの解説に全員集中.

さて,中間発表を振り返りますと,難しい企画にも関わらずどのグループの共同研究計画もしっかりと形になっており,魅力的なものとなっておりました.また,発表後の質疑応答では,「筋細胞と機械をどのように繋げるのか」,「深海ゴミを探すのではなく,貴重資源を探すのはどうか」,「育成する食物は何を想定しているのか」,「数値解析のモデル化について触れてほしい」など,率直な意見やアイディアがOBの先生方やメンバーから頂くことができ,研究計画の改善点を明確にすることができました.

共同研究計画の大変さを痛感する場面もありましたが,全体的に非常に有意義なものになったと思います.お忙しい中,中間発表会にご参加いただき,そして貴重なご意見をくださったアーリーバードのOBの先生方には感謝を申し上げます.
3/7の成果報告会ではより良い共同研究計画を発表できるよう,活発に議論を重ねて参りますので,ご期待ください

文責:基幹理工学研究科 機械科学・航空宇宙専攻 博士後期課程3年 牛奥隆博
Dates
  • 1212

    MON
    2022

Tags
Posted

Thu, 12 Jan 2023

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fsci/wise/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる