Italy-Japan Workshop 2019は在日イタリア大使館の後援によりロボット工学をメインテーマとして,日伊両国の政府,大学,研究組織や産業に関する討論を行うイベントです.本年度は「未来とロボット」というテーマで両国の研究者計9名に講演をしていただきました.
講演者は聖アンナ大学院大学・Paolo Dario先生,Leonardo Ricotti先生,Cecilia Laschi先生,Egidio Falotico先生,早稲田大学・梅津光生先生と高橋利枝先生,京都大学・松野文俊先生,広島大学・弓削類先生,名古屋大学・福田敏男先生の計9名でした.
今年はイタリアのルネサンス期を代表するレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年 ー 1519年)の没後500年の節目として,彼が多くの影響与えた美術,数学,科学史,工学などの視点から改めてその成果を振り返りたいと考えております.彼の残した多彩な発明の中には,ロボット騎士の様な世界で初めてのヒューマノイドロボットの設計図があるなど工学分野にも顕著な業績を残しています.現在の科学社会はここから発展してきました.これより先,私たち研究者でもっと素晴らしいロボット世界を創造することを目指していきたいと考えております.各先生方の最先端の研究内容紹介を中心に,質疑応答が活発に行われました.ワークショップ後に56号館カフェテリアにて懇親会が開催され,日伊両国の研究者間で盛んに交流が行われました.