シンポジウム名 | 第11回 1ビット研究会 |
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開催日 | 2015年7月月7日(火) |
開催場所 | 株式会社インターネットイニシアティブ13階セミナールーム |
主 催 | 1 ビットオーディオ研究会 |
共 催 | 早稲田大学総合研究機構 波動コミュニケーション研究所 早稲田大学理工学研究所プロジェクト研究「応用音響」 |
内 容 | 午後1時から研究会委員長及川靖広教授のあいさつをもって会は始まり、1回の休憩をはさんで、5件の講演発表があった。学外講演者からは高速1bit信号処理技術を用いた音楽ファイルの商用Web配信について11.2MHz/1bit音源の視聴を含む講演、同1bit技術の無線機器への応用例の紹介、本年4月にベルリン・フィルハーモニーホールで行われたベルリンフィルハーモニー定期公演のストリーミング配信(5.6MHz/1bit音源)について技術解説と視聴があった。また同様のシステムを使った都内スタジオと研究会会場を結んでのライブ演奏中継があった。 及川靖広教授の研究室グループからは、A-D信号変換処理手法として現在主流となっているΔΣ変調を用いることなく直接量子化を行う高標本化1bit方式の研究について講演があった。まず山﨑 芳男名誉教授から、高速1bit信号処理の原理と開発経緯について説明があった。続いて今井亮太研究生(基幹理工学研究科修士2年)から、適切なディザを加えることによりSN比を向上させる技術について説明とその効果の試演があり、小谷野雄史研究生(基幹理工学研究科修士1年)からは、この技術を用いてSolid State Driveに記録し再生するシステムの紹介と試作機の再生試演があった。質疑応答では再生音質を評価する声や、録音システムの実用性向上を期待する意見があった。会はWeb配信中継も行われ、午後6時に終了した。 |
参加人数 | 総数:180名(学内:11名 学外:169名) |