Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

News

News

【開催報告】9月18日 理工研第2種行事「第4回 制振構造デザイン技術の高度化に関するシンポジウム 」(曽田五月也教授)

シンポジウム名 第4回 制振構造デザイン技術の高度化に関するシンポジウム
- 過酷な地震動にどう備えるか -
開催日 2015年9月18日(金)
開催場所 早稲田大学 西早稲田キャンパス 57号館2階201教室
主催 早稲田大学 理工学研究所
協賛 日本建築構造技術者協会(JSCA)、日本免震構造協会(JSSI)
内容 1995年1月に兵庫県南部地震(マグにチュード7.3)が発生して多大な人的・物的な被害が発生した。これを契機にして、早稲田大学理工学研究所にプロジェクト研究「粘弾性ダンパの開発と耐震設計・耐震補強への応用」を開始した。学外からも多くの実務家に参加頂き大きな成果を上げることができた。2011年に東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)が発生して、沿岸部で津波による大被害が発生したば
かりでなく、内陸部においても広範な地域で大きな構造被害が発生した。それら被害の発生防止に対してほとんど無力に終わってしまったことに忸怩たる思いでいる。
そこで、今回のシンポジウムでは、特に、制振構造技術を高度に利用して、上記のような過酷な地震動の作用に対しても建物を守る基本概念と実践法について報告した。はじめに、建築基準法で最低限とみなされる地震動による入力エネルギーの約4倍にも達するエネルギーを有する過酷な地震動に対する安全性を保障するためには、地 震入力エネルギーを積極的に吸収するダンパを併用することが合理的であることを シュミレーションにより示した。次いで、ダンパを利用した具体的な工法案をいくつか 示しその有効性を解析・実験により実証した結果を報告した。また、数の非常に多い 低層・中層の既存建築物については、DIY手法も含めてローコストで実現可能な耐 震補強工法についても言及した。学外からの参加者も多くシンポジウム全体にわた って活発な議論が交わされた。
参加人数 総 数:107名(学内:23名 学外:84名)
Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fsci/wise/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる