Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

新規触媒反応場による地域炭素資源循環

Regional resource carbon-recycling by novel catalysis
  • 研究番号:22P51
  • 研究分野:environment
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2022年10月〜2025年03月

代表研究者

関根 泰 教授
SEKINE Yasushi Professor

先進理工学部 応用化学科
Department of Applied Chemistry

URL:https://www.ase.sci.waseda.ac.jp/update/toprunner/372

研究概要

2050年カーボンニュートラル実現に向けて、炭素資源の循環利用の早期な技術確立が求められている。我々は、バイオマス資源をもとに、次世代合金触媒ならびに表面プロトニクス等の高度な反応場制御によって、バイオマス(稲わら・竹・間伐材・藻類)から効率良く水素・合成燃料を産み出すべく研究を重ねてきた。これまでに、貴金属合金系触媒を用いて、外部電場により表面プロトニクスを誘起させると100度台の低温でもバイオマス由来でオンデマンドで水素を効率よく作ることができること、ならびに貴金属触媒を用いて100度台の低温でバイオマスから直接LPGの合成ができることを見出してきた。これらの非在来型の触媒プロセスに非在来型多元素ナノ合金触媒を導入し、これまでにない高性能な低温オンデマンド作動の触媒プロセスを創出する。触媒分析・理論解析に長けたメンバーならびにバイオマス転換基礎技術で革新的な技術を有するメンバーでチームを作り協業し、バイオマス由来の水素・LPG合成を100度台でほしいときにほしいだけ行えるような実証プロセスを確立する。この度、環境省より、このような内容で、令和4年からの8年間にわたる大型事業として、「地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業」(初年度総額19億円)に採択されたため(http://www.env.go.jp/press/110715.html)、その研究展開の学内中心拠点として本プロジェクト研究を実施する。本環境省事業によって、地域資源循環を可能とする、革新的で比較的安価な触媒等に係る技術を開発・実証し、社会実装を促進することで、大幅な二酸化炭素の削減や化石燃料に依存しない循環経済の実現に寄与していく。

年次報告

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