Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

酵母3重らせんペプチドライブラリから取得したペプチドの生物活性の調査

Investigation of bioactivities for peptides obtained from a yeast triple-helical library
  • 研究番号:21C12
  • 研究分野:bio
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2021年04月〜2022年03月

代表研究者

増田 亮 理工総研が募集する次席研究員
MASUDA Ryo Junior Researcher

理工学術院総合研究所 小出隆規研究室
Research Institute for Science and Engineering

URL:https://w-rdb.waseda.jp/html/100001179_ja.html

研究概要

これまでに、多様でランダムな3重らせんペプチドのライブラリを酵母内に構築した。本ライブラリをもちいて、色素上皮由来因子やインテグリンα1Iやα2Iに対して結合するペプチドのスクリーニングを行ったところ、複数のヒットペプチドを得ることができた。本研究では引き続き他のタンパク質へのスクリーニングを行うとともに、得られたヒットペプチドを化学合成し、in vitroでそれらの立体構造や生物活性を評価する。

スクリーニングはコラーゲン結合性のタンパク質だけではなく、他の一般的なタンパク質へも標的を拡張して行っていく。ペプチドの調製は、ペプチドの3重らせん構造を安定化させるために3重らせんの熱安定性を向上させるPro-Hyp-Gly (Hypは水酸化プロリン)の繰り返し配列でヒット配列を挟んだデザインをFmoc固相合成によって合成する。合成したペプチドの3重らせん構造をCDスペクトルを評価することで確認する。さらにコラーゲン細線維形成アッセイによって、ペプチドがコラーゲンと標的タンパク質あるいは類似の配列を認識する別のタンパク質との相互作用を阻害するかどうかを評価する。親和性や特異性が高いペプチドを取得することができれば、それらはコラーゲンの生化学的な研究や創薬への利用が期待できる。

年次報告

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