- 研究番号:18P08
- 研究分野:environment
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2018年04月〜2021年03月
代表研究者

田邉 新一 教授
TANABE Shinichi Professor
創造理工学部 建築学科
Department of Architecture
URL:http://www.tanabe.arch.waseda.ac.jp/
研究概要
2014年に閣議決定されたエネルギー基本計画では、建築物に関しては、2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均で、ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)を目指すと目標が示されている。資源エネルギー庁のZEBロードマップ委員会(委員長:田辺新一)において定義が定められ技術開発、普及施策が行われている。本研究の目的は、ネット・ゼロ・エネルギー(ZEB)を実現するための省エネルギー手法や再生可能エネルギー利用技術に関する研究開発を行うことを目的とする。資源エネルギー庁の定義では設計一次エネルギー消費量を基準としているが、運用時にその性能が発揮できるようにする必要がある。本研究では計画時から運用時に至る一連の対策に関してZEB実現可能性を定量的に明らかにすることにある。具体的には、オフィス、公共施設、住宅など様々な空間における検討及び実測・実験を通じてZEB化の検討を行う。再生可能エネルギー利用時のDR(ディマンド・レスポンス)についても検討する。空調の省エネルギー手法や熱源の最適化検討を行う。また、デシカント空調、パーソナル空調、放射冷暖房など新しい空調システムの快適性・省エネルギー性評価を行うことで、より環境負荷の小さな空調・換気システムの実現を図る。ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に関する研究も行う。2017年度まで行っている特別推進研究「エネマネハウス」も発展的に本プロジェクトに吸収する。