Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

スマートコミュニティの実現に向けた環境配慮エネルギー・循環システムの構築に関する研究(2期目)

A Study on Environmetal-friendly Energy and Sustainable system for Smart Community
  • 研究番号:19P09
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2019年04月〜2022年03月

代表研究者

小野田 弘士 教授
ONODA Hiroshi Professor

環境・エネルギー研究科
Graduate School of Environment and Energy Engineering

URL:http://www.f.waseda.jp/onoda/

研究概要

環境配慮型社会の実現に向けて、自立・分散型エネルギーシステム、資源循環システム、次世代モビリティシステム等を導入したスマートコミュニティの構築が国内外で注目されている。今後は、AI・IoT等のデジタル社会との融合を前提とした取り組みが求められる。本研究では、地域、産学官等との強固なネットワークを活用し、次世代型のスマートコミュニティのコンセプトを提示することを目的としている。
これまで、我が国のスマートコミュニティプロジェクトは、再生可能エネルギー等を含む自立・分散型エネルギーシステムの導入が主眼であった。本研究では、これらに次世代モビリティシステムや資源循環システムを組み込み、さらにはAI・IoTを包含した次世代型都市およびコミュニティに対応したシステム開発および社会実装に向けた方法論を提示することを目的とする。
現在、エネルギー自由化に伴い、地域新電力および日本版シュタットベルケ(官民連携事業体)が注目されているものの深化した議論がされているとは言い難い。その理由は下記のとおりである。
・エネルギー分野(とくに地域新電力)に拘泥した議論に終始していること。
・官民連携の新しい事業モデルの着想に乏しいこと。
それに対して、本研究では下記の視点から新しいコンセプトを提示・発信したい。
・エネルギー分野のみならず、モビリティ、廃棄物処理・リサイクル等を統合した総合インフラマネジメントを包含した事業モデルを設計すること。
・上記にAI・IoT等の情報技術の活用を最大限組み込むこと。
・供給型の視点のみならず地域市民等のインセンティブを考慮したシステムを提案すること。
・地域活性化効果および社会的価値を組み込んだ資金調達手法であるSIB(Social Impact Bond)を組み込んだ事業評価モデルを構築すること。
2019年度からの1年間で、後述する連携地域をフィールドとして、AI・IoT関連の技術開発・実証(民間企業からの受託)、社会システム革新を目的とした実証事業・プロジェクト(公的資金)を提案することを目標とする。その後の2年間で実証事業および評価を行うことで成果の取りまとめを行う。おおむね200万円/件のプロジェクトを積み上げ、4000万円/年の外部資金を定常的に獲得できる体制を構築する。

年次報告

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