- 研究番号:18P06
- 研究分野:environment
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2018年04月〜2021年03月
代表研究者

小松 幸夫 教授
KOMATSU Yukio Professor
創造理工学部 建築学科
研究概要
人口減少と高齢化にともない、公共の所有する不動産(PRE:施設、インフラ等)の維持管理に関心が高まり、総務省の要請で総合管理計画が全国の自治体で昨年度末までに作成された。今後は具体的な行動に移行することになるが、ハードルは高いと予想されている。その一方で、企業においても所有する不動産(CRE)をどうしていくかという関心が高まりつつある。欧米と比較するとわが国の企業は資産のうちで不動産の占める割合が高い。これにはわが国固有の事情もあるが、グローバル化が進む中でCREの扱い方は今後考慮していく必要のある課題である。
PREに関しては従来の研究を継続し、各自治体におけるケーススタディを重ねて、財政に応じて施設総量を縮減していくことを目指した施設マネジメントの方法論を検討していく予定である。
CREに関しては、研究室での研究実績を踏まえて公開データによる実態分析に加えて、企業との共同研究により、テーマを絞った研究を展開する予定である。現在進行もしくは予定している研究としては以下のようなものがある。
・東京都における土地利用状況のデータベースを利用した建物利用変化状況の分析
・Building Information Model (BIM)のProperty Management(PM)への応用に関する研究(PM+BIM→PIM)
・某企業における施設マネジメントのケーススタディ