Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

ミクロ多孔体の特異な機能を活用した資源循環化学の開拓(2期目)

Development of chemistry for resource recycling by using unique properties of microporous materials
  • 研究番号:25P18
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2025年04月〜2028年03月

代表研究者

松方 正彦 教授
MATSUKATA, Masahiko Professor

先進理工学部 応用化学科
Applied Chemistry

URL:http://www.matsukata-lab.jp/

研究概要

2020年末にカーボンニュートラル(CN)が日本の国家目標となって以来、エネルギー・化学関連の産業におけるカーボンリサイクルおよびサーキュラーエコノミー(資源循環)は極めて重要な課題となった。本学もCNに対する貢献を全学で取り組むべき重要な課題として各種施策が行われている。化学産業において中核をなす触媒反応プロセスと蒸留分離はエネルギー多消費プロセスであり、様々な省エネルギー化技術が実用化されているが、その省エネルギー効果についてはほぼ飽和状態である。CO2の回収・資源化やプラスチックリサイクルによる脱化石資源を実現するには、新規触媒反応とプロセス化技術が必要不可欠である。
本研究では、申請者らが専門とするゼオライトなど規則性ナノ空間を有するミクロ多孔体の特異性を活用し、新規化学変換技術開発のカギとなる触媒、および大規模な省エネルギープロセス開拓に有望な分離膜、それらを統合したプロセス技術の研究開発を行うことを目的とする。2期目においても1期目に引き続き、ミクロ多孔体合成と修飾の化学を基盤とし、(1)新規触媒および分離膜に適したゼオライト・金属有機構造体の合成技術、および(2)高活性選択性を有するゼオライト触媒、(3)高透過率・安定性を併せ持つゼオライト・金属有機構造体膜の開発、(4)開発触媒と分離膜を組み込んだプロセス開発を行う。(1)-(4)それぞれの学理の構築を目指すとともに、社会実装を目指したプロセス開発を国家プロジェクトや産学連携によって推進する。

年次報告

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