最初に、馬奈木俊介氏(九州大学教授)に「資源循環の経済モデルと実践」についてご講演いただき、続いて鈴木朋子氏(日立製作所専門理事)による「成長志向型の資源自律経済への転換に向けた日立と産総研の挑戦」についてのご講演、次に柴田悦郎氏(東北大学教授)による「非鉄製錬業における金属資源循環利用技術」についてのご講演、最後に醍醐市朗氏(東京大学准教授)による「使用済み製品の処理から原料生産へ」についてご講演いただいた。各講演の間には活発な質疑応答がなされていた。
総合討論では、循環経済協会理事の清水孝太郎氏に登壇いただき、日本の循環経済の形成に向けての国際社会におけるしくみづくりの一つとして、循環物質の質の国際的標準化を進めるISO委員会での話し合いの動向について解説いただいた。
本フォーラムは、講堂での現地開催とオンラインでのハイブリット形式の開催で、多くの方にご参加いただき、盛会であった。