三宅研究室

三宅研究室
Posted
2026年1月7日(水)

未来のバイオエレクトロニクス

博士後期課程3年 ダニエラ・マリーガトゥス


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研究目標と研究環境

三宅研究室の研究目標は、これまでの硬い半導体デバイスとソフトでウェットな生体素材のインターフェースで生じるギャップを埋めることです。研究室では、週に一度セミナーを開催し、興味深い最先端論文を共有し、研究の方向性について意見交換を行っています。教授陣の親切で貴重なご指導のおかげで、私たちはほとんど不安なく研究に取り組むことができます。三宅研の魅力的な取り組みの一つに、緑内障患者向けに眼圧の変化を検知するスマートコンタクトレンズ開発があります。

三宅研のみんな

国際シンポジウム、海外研究者との連携

一方で、第19回情報生産システム国際連携シンポジウム(ISIPS 2025)において、三宅教授がスウェーデンにあるリンショーピング大学(LiU)のダニエル・サイモン教授を招き、有機バイオエレクトロニクスに関する刺激的な講演会を開催しました。また、三宅研究室の博士課程学生である小山和洋さんは、現在MIRAIプログラムの指定参加者であり、来年度はLiUでサイモン教授と共同研究を行う予定です。

(左から)三宅教授、私と小山和洋さん(三宅研究室、博士課程)、リンショーピング大学のダニエル・サイモン教授

自身の研究について

私自身の研究としては、現在メリーランド大学のウィリアム・ベントレー教授との共同プロジェクトに取り組んでおり、三宅研究室の金ナノチューブ技術とウィリアム研究室が有する遺伝子編集技術を組み合わせた研究に取り組んでいます。ここでは、微生物の培養、プラスミド導入、遺伝子編集など分子生物学に関わる素養を学ぶだけでなく、金ナノチューブを製造するための半導体微細加工技術を習得するなど、学際研究に必要な知識と技術を学ぶことができます。
これらの研究を通して、私が特に興味を持っているのは、細菌は単に有害なものではなく、人間の健康に役立つように改変できる生物であるということです。これは、科学が私たちの既存の概念をいかに大きく変えることができるかを示す、力強い例であり、かつ、ナノ技術という新しい手法を異なる分野(生物学)で活用することで新たな発見や世の中を変える最新技術に触れる機会を得ているという実感を得られる喜びを感じています。