大学院情報生産システム研究科生産システム分野 田中英一郎教授と株式会社Asahicho(旧:旭蝶繊維株式会社) 児玉賢士代表取締役社長らの研究チームとの共同研究により開発した動作補助作業着(特許第6527629号)「e.z.UP®(イージーアップ)」が、令和6年度中国地方発明表彰において日本弁理士会会長賞を受賞しました。
地方発明表彰は、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として1921年に開始されました。全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地方における発明の奨励・育成を図り、実施されている優れた発明、考案、又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。
表彰式は、11月12日にリーガロイヤルホテル広島にて行われました。
受賞および受賞者
<日本弁理士会会長賞>
田中 英一郎 教授(早稲田大学大学院情報生産システム研究科)
児玉 賢士 代表取締役社長(株式会社Asahicho)
廖 允廷 様(早稲田大学大学院情報生産システム研究科博士課程修了生)
石岡 利文 様(株式会社Asahicho)
神田 千秋 様(株式会社Asahicho)
三島 和子 様(元株式会社Asahicho)
<発明実施功績賞>
田中 愛治 総長(早稲田大学)
本発明について
本発明は、前屈み、中腰、腰下げ、腕上げなどの姿勢で長期間作業し続ける際に、腕、膝、腰、背、脚を包括的に補助し、作業負担を軽減する動作補助作業着に関するものです。本発明により簡易な構成かつ軽量で電力を使用しない経済的な動作補助作業着を実現しました。倉庫での荷物の運搬、工場での製品組立、介護施設での入所者の移動、農地での苗付け・収穫など、多様な現場で使用でき、作業負担の軽減と生産性の向上に寄与しています。
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左から田中英一郎教授、(株)Asahicho 児玉賢士社長、(株)Asahicho 石岡利文様
田中英一郎研究室
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