井山 大我
政治学科4年 私立開成高等学校出身
勉強はもちろん、課外活動などにも情熱的に取り組みたい、ジャーナリズムを目指したいと政経を選択
「早稲田に行けば何でも出来る!」と思い、早稲田を選びました。漠然と興味のあった政治や経済、国際情勢についてのダイナミズムをきちんと理解できるようになりたいと考えて政治経済学部を志望したのですが、勉強はもちろん、サークル等の課外活動やアルバイトなど、様々なことに情熱を持って取り組んでいるのが早大生の印象で、自分もそうなりたいと思ったからです。また、将来はジャーナリズムに携わりたいと思っていたため、マスコミ関係者を多数輩出している政治経済学部が最適だとも思っていました。政治、経済、国際政治経済ともに興味があったので学科選択は悩みましたが、中でも国際政治に最も関心があったため政治学科を選びました。
グローバルな環境で政治と経済をリンクしながら日本を代表する教授陣から直接指導を受けられる。マスコミ分野にも強み
政治経済学部に入学してみて感じたのは、政治と経済をリンクして学べるのが一番の強みということ。現代社会を理解する上で、政治と経済は両輪となる存在で、その双方を大学の四年間で集中的に勉強できるのは、社会に出た後も非常に有利に働くと思います。また英語だけで学ぶ専門科目の授業があり、多様な地域からの留学生も多く、思っている以上にグローバルな環境で授業を受けることができます。また、日本を代表する教授陣の方々から直接授業を受けることができる。政治学を志している人にとっては、これ以上ない環境だと思います。
印象に残っている授業は「政治理論入門」と「メディア産業論」。「政治理論入門」は1年次春学期の必修科目で、「正義」や「自由」とは何かといった、政治に関する哲学的な問いについて真正面から考えられ、高校生の時までに漠然と抱いていた政治のイメージを理論的に説明できる力がついたと思います。概念的な話に終始するわけではなく、現実の政治の話ともリンクさせて話題を展開してくれたので、飽きることなく授業に取り組めました。
「メディア産業論」は自分がマスコミ(記者)志望ということもあり、テレビディレクターや新聞記者など、メディアの最前線で活躍するゲストスピーカーの講義により、将来の仕事に対するイメージが非常に明確に意識できるようになりました。デジタル系や広告系など、メディアを取り巻く分野の方もゲストスピーカーとして来るため、メディアの未来像についてもイメージできるようになる、マスコミに強い早稲田ならではの授業だと思います。
「人の国際移動」を専門とする都丸ゼミに
ゼミは、「人の国際移動」を専門とする都丸ゼミに入りました。実家が神奈川県の江ノ島という観光地にあることから、幼い頃から観光客の姿を見てきているのですが、ここ数年、目に見えて外国人観光客が増えているのを実感しており、インバウンド観光の経済的な恩恵が叫ばれる一方で、地元ではゴミ問題など「観光公害」も起きていることから、国際観光というグローバルな人の国際移動が、ローカルな地域にどのような影響を及ぼすかを理解したかったからです。
ゼミをつうじて、世界各地の移民や難民、外国人労働者や日系人コミュニティなど、様々な問題や地域に関心のある仲間たちに出会い、とても視野が広がりました。自分一人では気づかない視点に日々出会え、ゼミでの研究の醍醐味を感じています。
多種多様な人との出会いをつうじ、やりたいことが自然と見つかる
学部間/学科間の垣根が低く、自分の興味・関心に合わせて自由に科目を履修することができ、授業以外の時間はみんな自由に自分の好きなことをしている、まさに「何でも出来る」環境! 多種多様な「自分だけの強み」を持った人に囲まれて過ごすことができ、最初は自分のやりたいことが見つからなくても、そうした仲間たちと日々交流することで、自然と「自分のやりたいこと」が見つかると思います。受験勉強は大変だと思いますが、それを上回ってあり余るだけの魅力が早あるし、ここでの生活は生涯にわたって価値のあるものとなると思っています!