タイトル:「米軍の壁」はこうしてこじ開けてきた
講師:斉藤光政さん(東奥日報編集委員兼論説委員)
日時:6月19日(金)19時~21時(開場:18時30分)
場所:早稲田大早稲田キャンパス3号館7階704号室
(地下鉄東西線早稲田駅から徒歩、またはJR・西武高田馬場駅からバス「早大正門」終点)
新聞記者にとって、軍事・安全保障分野の取材ほど、やっかいなことはありません。「国の安全にかかわる」のひと言で、情報が覆い隠されてしまうのです。隠された「安全保障」情報の中には、市民が自らの生活を守るために知っておくべきものもあるはずですが、情報の存在を知ることさえ容易ではありません。不用意に近づけば、「国益にそむくのか」と反発を受けることもあります。 在日米軍三沢基地の地元、青森県の地方紙「東奥日報」の斉藤光政さんは、在日米軍・防衛省関係者への取材、情報公開制度など、さまざまな手段を使って、その厚い壁をこじ開ける活動を続けてきた専門記者です。2007年には三沢基地から国内初となる出入り禁止処分を受けたことさえあります。それでも数々の特ダネ、そして「米軍『秘密』基地ミサワ」(02年)、「在日米軍最前線 軍事列島日本」(08年)といった著書を生み出してきました。ベトナム戦争終結40年を迎えた今年は、地元・青森県出身の戦場カメラマンの写真集「沢田教一の眼」を編集、出版しました。第15回報道実務家フォーラムは斉藤記者をお招きします。昨年末、施行された特定秘密保護法によって。ますます真実に近づくことは難しくなっているのかもしれません。そんな中でも、斉藤さんは「臆せず、したたかに」取材を続けることが大切だと言います。困難な取材を淡々とこなす斉藤さんのお話をぜひ聞きに来てください。
予約不要、無料です
<主催>
早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース
取材報道ディスカッショングループ