School of Culture, Media and Society早稲田大学 文化構想学部

For Prospective Students

受験生の方へ

JCulP

国際日本文化論プログラムについて

文化構想学部は、これまでの人文科学の蓄積を踏まえながら、既存の学問分野を大胆に乗り超え、学融合的な、あるいは先端的な試みの中に新たな文化学の領域を生み出すことを目的としています。英語を通じて日本文化を学び、世界的な視野のもとで斬新な角度から捉えようとする国際日本文化論プログラムは、そのような学部の方向性をもっともよく体現するものと言えます。

国際日本文化論とは、日本文化をその内部からのみ捉えるのではなく、あえて英語という国際言語を通じて学び、世界的な歴史文脈、文化状況の中で捉え直すことによって、より斬新で、より豊かな知見を獲得しようとする試みです。具体的には、日本の文学、歴史、思想など広い領域を学びますが、特に近世から現代、そして文学芸術の領域に重点が置かれます。近世の演劇、近現代の小説や詩、またその社会的な背景などについて、文化理論における最新の研究アプローチを用いながら探究を進めます。

まず、英語を通じて学ぶことにより、日本文化を、世界的な歴史・文化的コンテキストの中で捉えることが可能です。さらに、その捉え直しによって得られた知見を英語で発信する力を得ることで、世界の人々に対して、日本文化の成り立ちや特性、価値を伝える役割を果たすことができます。ひとつの文化に対する確かな識見なくしては、異文化の理解は不可能です。日本文化について理解し発信する能力は、さらにグローバル化の進む状況において、より大きく豊かな活動の機会を得る、重要な基盤となることでしょう。

日本国内での就職や国内外の大学院への進学、さらに芸能・芸術分野への挑戦など、卒業後の進路は多岐に渡っています。就職者の就職先は公務員・メディア・製造・広告・金融・保険・コンサルティングなど、様々な業界に分かれており、外資系やベンチャー企業を含む様々な企業で活躍しています。これらの進路は必ずしもJCulPの学問分野と直結しているわけではありません。というのも、日本において企業が学生に求める能力は、コミュニケーション能力や問題解決能力といったソフトスキルであり、JCulPにおいて、国内外の文化背景の異なる学生とともに語り、学ぶ経験は、必ずそのような能力を養ってくれるからです。また、文学や芸術分野における学術的関心を深めるために、大学院への進学を志した卒業生も多くいます。進学先としては、早稲田大学の大学院をはじめ、東京大学、筑波大学、九州大学、上智大学など、また、海外ではアジア、北米、ヨーロッパの大学院等があげられます。

まずなによりも、他人と「共に」何かを行うことに興味と関心を持っていることが求められます。他人と語り合い、他人とともに探究を行い、他人とともに何かを作り上げる、そのような協同行為を通じて、新たな自己を発見、構築していこうとする開かれた心の構えこそ、このプログラムの参加者には求められます。しかし、今はそのような「開かれた心の構え」を持っていない人、自己に閉じこもりがちだと考えている人には、逆にこのプログラムに敢えて飛びこむことこそが、自分を変える大きな機会となることでしょう。そのような挑戦者も、大いに歓迎します。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/flas/cms/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる