School of Culture, Media and Society早稲田大学 文化構想学部

News

ニュース

文化構想学部、文学部のカリキュラムの特色を学生が紹介します!

受験生のみなさんは、この先に待つ大学生活に期待を膨らませるとともに、未知の環境への不安も感じているのではないでしょうか。自分で学びを組み立てるってどんな感じ? 2年次から分かれる文化構想学部の論系や、文学部のコースはみんなどのように選んでいるの? など、受験生のみなさんから多く寄せられる質問に、文化構想学部、文学部の学生が答えます。

 

文化構想学部 編

私たちがお答えします

20151217_101246
清水 万里名(現代人間論系2年・写真左)
佐々木 遙(表象・メディア論系2年・写真右)

文化構想学部の1年次の学びはどんな感じ?

清水 興味や関心に沿って自分だけの学びを組み立てることができます。英語や基礎外国語(週4コマ)などの必修科目を履修した上で、空いている時間帯に自分の興味のある科目を入れていきます。「基礎講義」はオンデマンド型授業で、各論系の概要を学ぶことができ、2年次からの論系進級の参考になります。私は現代人間論系の先生の基礎講義に面白さを感じ、それが論系選びの決め手の一つになりました。基礎外国語はスペイン語を選択し、会話や文法、長文などいろいろな側面から語学力を磨くことができました。

佐々木 「必修基礎演習」は大学での学びに必要なスタディスキルを身につける内容で、文献の探し方やレポートの書き方などを、実践を通して学びます。2年次以降の専門的な学びへの準備ができたと同時に、学部内の友人を増やす機会にもなりました。基礎外国語はロシア語を選びました。また、教員免許の取得を目指して1年前期から教職科目も履修しています。どの授業にも言えることですが、大学では受け身ではなく主体的に授業に参加し、自分から情報を求める姿勢が不可欠で、それが高校までとの大きな違いだと感じます。

2年次からの論系はどのように選んだ?

清水 基礎講義を通して現代人間論系に関心を持ったことに加え、1年次の必修基礎演習の担任が現代人間論系の先生で、その先生のお話が面白かったこともきっかけになりました。社会構築論系とも少し迷ったのですが、より関心のある分野として現代人間論系を選びました。

佐々木 入学当初は生命倫理に関心があったのですが、いろいろな基礎講義を履修するなかで、より自分に身近なテーマに取り組みたいと思うようになり、メディアに目が向きました。表象・メディア論系と現代人間論系とで最後まで迷ったのですが、この先3年間かけて自分が深く学びたいのはどちらかを考えた末に、表象・メディア論系を選びました。

論系に分かれてから学びの内容はどう変わる?

清水 2年次から必修科目がなくなり、より自由に時間割を組み立てることができます。「専門演習」は各論系のプログラムに結びついた演習で、興味のある分野を掘り下げて学ぶことができます。私は2年前期に「個人化の社会学」を履修し、社会の中で進む個人化をいろいろな観点から考察していく内容に面白さを感じました。ほかにも、論系の枠にとらわれず、面白そうだと感じた科目を積極的に履修しています。3年次からの論系ゼミは、福祉社会論を選びました。

佐々木 私は2年前期に「テレビ文化論」「イメージ原論」の2つの専門演習を履修しました。特にイメージ原論に面白さを感じ、3年次からはイメージ論を研究する論系ゼミで学ぶ予定です。所属論系以外の演習も自由に履修できることが文化構想学部の特徴なので、論系選びで最後まで迷った現代人間論系の演習も来年度は履修してみたいですね。また、全学共通副専攻「メディア表現」の指定科目の履修も進めていきたいと考えています。

20151217_094836

文化構想学部の魅力は?

清水 入学時点ではやりたいことが明確に見えていなかった私も、文化構想学部でいろいろな授業を履修し、幅広い知識を吸収していくなかで、深く追究したい分野を見つけることができました。「やりたいことが分からない」と感じている人でも、文化構想学部なら打ち込めるテーマを必ず一つは見つけられると思います。学部選びで迷っている人こそ文化構想学部を選択肢の一つに入れてほしいですね。
20151217_093452

佐々木 カバーする学問領域が幅広く、大学に入ってから自分のやりたいことを絞っていけるのが文化構想学部の良さだと思います。加えて、早稲田には学部を超えて履修できる全学オープン科目も豊富にあり、「こんなことを勉強したいな」という漠然とした思いにも、ぴったりと合う科目が必ずあるはずです。文化構想学部で学ぶなかで視野を大きく広げ、誰とも違う自分だけの研究テーマをぜひ見つけてください。

 

文学部 編

私たちがお答えします

20151217_142621

名取 千晶(西洋史コース4年・写真左)
伊藤 天紀(ロシア語ロシア文学コース2年・写真右)

文学部の1年次の学びはどんな感じ?

名取 必修科目以外の空いた時間に、自分の関心に沿って自由に科目を履修することができます。私は基礎外国語にフランス語を選択し、1年の後期からは教職科目も集中的にとりました。大学の学びに必要なスタディスキルを身につける「必修基礎演習」やオンデマンド型の「基礎講義」のほかに、1年後期には各コースの先生による「選択基礎演習」があり、コース選びの参考になると思います。私も西洋史コースの先生の選択基礎演習を履修し、西洋史コースに進もうという気持ちが固まりました。 

伊藤 大学に入って驚いたのは、ホームルームのような時間がないこと。自分から情報を求めて行動しないと、プログラムや行事の開催を知らないまま過ごしてしまうこともあり、受け身の姿勢ではダメだと実感しました。学部の必修科目のほかに、文化構想学部とのブリッジ科目や全学オープン科目など、多彩な選択肢から学びを組み立てることができ、1年前期には通称「大隈塾」と呼ばれる全学オープン科目「21世紀日本の構想」を履修しました。基礎外国語はロシア語を選択。選ぶ人が比較的少ない言語の方が、将来的に強みになると考えたからです。

2年次からのコースはどのように選んだ?

名取 もともと好きだった世界史をさらに深めたくて、網羅している時代や地域が幅広い西洋史コースを選びました。コース進級時の選考方法は、基本的に成績順となるため、1年次の成績はとても重要です。特に必修の基礎外国語は週4コマと比重が大きいので、希望のコースに進級するためにも、基礎外国語はしっかりと取り組んだ方がいいと思います。

伊藤 自分自身への反省も込めて、その点はアドバイスとしてお伝えしたいですね。実は1年次に課外活動に熱中し過ぎて、勉強が後回しになってしまって…。第一希望の日本史コースは定員オーバーで、代わりに、基礎外国語がロシア語だったこともありロシア語ロシア文学コースを選びました。

コースに分かれてから学びの内容はどう変わる?

名取 西洋史コースは2、3年次に必修の西洋史演習があり、コース内の横のつながりが深まりますね。外国語科目は2年次以降、必修ではなくなるのですが、私は3年次までフランス語の履修を続け、フランスへの短期留学も経験しました。4年次は卒論指導教員の指導のもと、卒業論文を完成させていきます。私は19世紀フランスの教育をテーマに、フランス語の文献も参照しながら卒論を制作しました。 

伊藤 文学部は特定の分野を深めるイメージが強いかもしれませんが、コースの必修科目も内容は多岐にわたるので、カリキュラムに沿って学びながら、新たな発見を得て学びを発展させることができます。ロシア語ロシア文学コースは同期生が15人と比較的小規模で、先生や学生同士の交流も密です。各学生の関心の対象も小説、詩、映画など多様で、「あの本もう読んだ?」と情報を与え合うなど刺激も多く、今はこのコースを選んで本当によかったと感じています。

20151217_134039

文学部の魅力は?

名取 文学部は、学ぶ姿勢を教えてくれる学部だと感じています。自分の関心に沿って学びを組み立てられるカリキュラムを活かし、全学オープン科目も含め、ぜひいろいろな科目を履修してください。幅広い教養は、人としての深みにもつながるはずです。また、専攻の学びと資格試験の勉強とを比較的両立しやすのも文学部の魅力。私は高校の地理歴史の教員免許を取得しました。図書館司書や学芸員の資格を取得した友人もいます。資格の取得を目指す人にも文学部はおすすめですね。

20151217_131117

伊藤 文学は「人間の悩みの歴史」とも言え、国や時代を超えて通じる普遍的なテーマを追究できるのも、文学部の学びの面白さだと思います。日常的に本をよく読み教養を身につけている人が文学部には多く、友人との普段の会話からも得るものは多いですね。受験生のみなさんもぜひ、参考書に出てくる文学作品に目を通してみるなど、時間を見つけて積極的に本を読んでください。そこに面白さを見出すことができれば、受験勉強はもっと楽しくなり、大学に入学してからの学びにもきっと役立つと思います。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/flas/cms/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる