来年度以降の教員採用試験に向けた対策イベント「教員就職指導会~論文作成・面接対策指導~」「小学校教員認定試験合格者体験発表会」が2月2日㈮に16号館309教室で行われました。指導にあたられたのは教員就職指導室のアドバイザー3名の先生方です。
<論文試験を突破する具体的指導とグループワークを実施>
第一部では桝田和明アドバイザーより、論文対策の指導が行われました。
教員採用選考論文が、卒業論文や研究論文と違う点について言及された後、教員採用選考論文の「基本構成」をレクチャー。また小学校と中学・高校など、目指す教職によって論文内容をどう記述すべきかが具体的に示されました。演習では、序論を実際に記述し、グループワークで互いの序論について指摘や疑問点を討論しました。
論文作成時には「私」にしか書けない体験を盛り込む重要性が、桝田アドバイザーから指摘されるとともに、「このグループワークは実際に自分が教員になったときに生徒への手ほどきをする疑似体験にもなる。」と語られました。学生はグループワークの「対話」を通して、互いに「気づき」を得る充実した時間となりました。

各自の序論について、2~3名で討論するグループワークを実施
<早大生は面接が苦手?! 面接時の高評価ポイントを伝授>
第二部では永野朋毅アドバイザーより面接対策が行われました。東京都教員採用者数の数字から早大生の面接試験突破率がやや低いことから、面接で高評価を受ける方法から、アピール度を高めるための法則など、なかなか聞けない具体的なお話がされました。
教員面接突破のためには、学校という組織だけではなく、保護者、自治体、地域の人々など多くの要因を意識する必要性や、他者とのコミュニケーション能力の重要性について語られました。後半では4~5名で一組となりグループワークを実施。熱心にときに笑いを交えながら、学生各自が教員を目指す志望動機を掘り下げることができる内容となりました。

ここでしか聞けない、面接突破のポイントが語られました
<現役合格者による小学校教員資格認定試験突破の極意>
第三部では元小学校校長である海藤美鈴アドバイザーの進行のもと、令和5年度の小学校教員資格認定試験に見事合格した現役三年次学生に登壇いただき、合格突破に向けての実情を聞きました。
海藤アドバイザーからは、小学校教員資格認定試験についての詳細や合格へのアドバイス、一種・二種免許状についてのお話がありました。その後、合格者学生より、合格のための具体的な勉強方法や使用テキスト、試験に向けた生活スケジュール、コロナ禍を経て二次試験は対面試験に戻っていることなどが語られました。合格者ならではの、臨場感と即実践できる貴重な体験記を聞くことができました。
<学生に記入いただいたアンケートの一部をご紹介いたします>
・グループワークによって自分にはない視点を得られた ・学生間の模擬面接で自分の考えがまとまっていないことに気づいた ・面接や論文で出された問いについて、考えを言語化共有できて有意義だった ・ボランティアをたくさんしている学生と話せてとても参考になった ・教員就職指導室を積極的に利用していきたいと思った ・小学校教員資格認定試験についてイメージが具体的となり勉強になった
<次回開催は2月27日(火) 13:30~です>
今回実施された「教員就職指導会~論文作成・面接対策指導~」「小学校教員認定資格合格者体験発表会」に参加しそびれた、当日の内容に興味をもった学生向けに、次回は2月27日㈫に同内容で実施する予定です。申し込み方法や詳細については下記をご参照ください。
2/2・2/27「教員就職指導会~論文作成・面接対策指導~」「小学校教員認定試験合格者体験発表会」開催 – 早稲田大学 教職支援センター (waseda.jp)