全国各地には、教育界で活躍する本学卒業生が集う「地区稲門教育会」がありますが、各地の地区稲門教育会の連携を図る「稲門教育会」が大学内に設置されており、毎年5月に稲門教育会の総会を開催し全国各地の教育界で活躍する教員が交流を深めています。一方で、稲門教育会では初の試みとして、地区や肩書を限定しない若手の現役教員を中心とした「若手の会」を発足し、そのキックオフイベントとして、2023年8月26日(土)に「稲門教育会主催 若手教員の懇親会~教員就職指導室同窓会~」を早稲田キャンパスにて開催しました。教員就職指導室のアドバイザーが指導した卒業生への声掛けや、地区稲門教育会からも現役教員に周知をいただき、当日は公立私立校の若手現役教員が延べ45名参加しました。
第1部 報告会「教員を長く続ける、楽しむための工夫」
事前に協力を申し出ていただいた若手教員が司会進行をつとめ、冒頭に、入試、高大接続、広報部門総括担当常任理事 松本直樹先生と教育・総合科学学術院長・教職支援センター所長・稲門教育会副会長 箸本健二先生からそれぞれご挨拶をいただきました。両先生からは、稲門教育会初となる「若手の会」発足への祝辞と今後の教育界を担う人材としての若手教員の校友の皆様への期待と励ましの言葉をいただきました。
大学関係者からの挨拶のあとには若手教員による報告会として「教員を長く続ける、楽しむための工夫」をテーマに、現役教員2名より業務の効率化や問題解決の方法や、教員の仕事をポジティブに捉えるための考え方などの報告をいただきました。
質疑応答では参加した教員から多数の意見が交わされました。また報告の時間では隣の座席同士での話し合いや発表の時間も設けられ、初対面の教員同士が意見を交わすなど、活気に満ちた報告会となりました。
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第2部 グループ別交流会
続いて第二部では、10名前後のグループに分かれて交流会を行いました。事前に協力を申し出ていただいた若手教員の方々が進行役をつとめ、各グループごとに様々なテーマに基づいて議論を行いました。当日はリモートでの参加者もオンラインで交流会に参加しました。
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第3部 懇親会(於:大隈ガーデンハウス)
第三部は場所を大隈ガーデンハウスに移して懇親会となりました。若手教員の司会進行により、冒頭では稲門教育会会長である田中愛治総長からのビデオメッセージが寄せられ、教育に対する情熱と使命感を持ち日々奮闘されている若手教員の皆様はまさに早稲田大学が目指すグローバルリーダーそのものであり、早稲田大学総長として大変誇りに思っていますとの言葉をいただきました。
続いて、教育学部教職支援担当教務主任・教職支援センター副所長の三尾忠男先生からは、本日のこの若手の会の発足とイベントの成功に大変感動し、稲門教育会の柱の一つとなるよう若手教員の皆様の活躍を期待しますとご挨拶をいただきました。その後、教員就職指導室の永野朋毅アドバイザーより乾杯のご発声をいただき、大学関係者と若手教員同士の懇談の時間を楽しみました。
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会の途中には教員就職指導室の海藤美鈴アドバイザー、永野朋毅アドバイザー、桝田和明アドバイザーや、アドバイザーOBの里見正憲様、小宮山英明様、今井信一様よりご挨拶をいただき、指導当時の思い出話に花を咲かせ、若手教員との久しぶりの再会を楽しみました。さらに、余興として応援部リーダーとチアのパフォーマンスに、チアOGの若手教員が共演するというステージで大いに盛り上がりました。
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締めの挨拶は教育学部教職支援副担当、教職支援センターキャリア支援部門委員長 幸田国広先生より、若手の会発足と本日のイベントの実現に協力いただいた教員就職指導室アドバイザーおよび地区稲門教育会、事務所スタッフへのお礼とともに、若手教員の今後の活躍と稲門教育会の発展を祈りますとのご挨拶をいただきました。その後、キックオフイベントを記念して集合写真を撮影し、参加者をWASDABEARと大学関係者で見送って会を終了といたしました。
この若手教員の会には、全国各地で活躍する若手教員同士の交流の活発化と、全国各地で展開されている地区稲門教育会活動のさらなる活性化も期待されます。教職支援センターでは、若手教員の会が稲門教育会の新しい柱として定着するよう、活動を支えていきたいと考えています。