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【柳井イニシアティブ】英語能連続公演:オッペンハイマー/青い月のメンフィス(8月6日~9日)

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Tue 27 May 25

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Tue 27 May 25

能面、小道具、衣装が融合された日本の古典的な音楽劇である能を英語で演じる英語能。
2024年7月、東京・京都で公演し好評の裡に満席に導いた『青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)』の再演に加え、2015年シドニーで初演した『オッペンハイマー(Oppenheimer)』を東京で初めて上演します。
『オッペンハイマー』は原子力爆弾の製造に関わる人類の罪と懺悔を表現しています。戦後80年という節目を迎え、広島と長崎に原爆投下のあった平和祈念日に上演できることに深い意義を感じています。
『青い月のメンフィス』はエルヴィスの栄光と孤独を描いた作品です。デニム素材を使用した衣装やエルヴィスをモデルにした能面を使用するなど、自由で新しい演劇のスタイルを築いています。
大規模改修を終えた新しい喜多能楽堂にて、英語能の世界をお楽しみください。

主催:柳井イニシアティブ、シアター能楽
共催:公益財団法人十四世六平太記念財団

公演詳細

 ① 2025年8月6日(水) 18時30分~(開場17時30分) 
   オッペンハイマー 

演目
舞囃子 敦盛(Atsumori)[15分]
狂言  口真似(Celui qui imite trop bien)[20分]
休憩
英語能 オッペンハイマー(Oppenheimer)[80分]
* 舞囃子は日本語、狂言は日本語/フランス語、英語能は英語で演じます。
日本語字幕付き:ワキ柱横に設置されるため、一部のお席では字幕が見づらくなる場合がございます。
料金:全席自由席 3,000円/5,000円(オッペンハイマー台本+「エルヴィスの幽玄」冊子付)
チケット購入喜多能楽堂チケット購入ページ
※「一般チケット(自主公演の優待券無 、 他公演) 」よりご購入いただけます。
未就学児童の入場不可

 ② 2025年8月7日(木) 18時30分~(開場17時30分) 
   青い月のメンフィス 

演目
舞囃子 岩船(Iwafune)[12分]
狂言  寝音曲(Quand on chante allongé)[20分]
休憩
英語能 青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)[70分]
* 舞囃子は日本語、狂言は日本語/フランス語、英語能は英語で演じます。
日本語字幕付き:ワキ柱横に設置されるため、一部のお席では字幕が見づらくなる場合がございます。
料金:全席自由席 3,000円/5,000円(「エルヴィスの幽玄」冊子+オッペンハイマー台本付)
チケット購入喜多能楽堂チケット購入ページ
※「一般チケット(自主公演の優待券無 、 他公演) 」よりご購入いただけます。
未就学児童の入場不可

 ③ 2025年8月8日(金) 18時30分~(開場17時30分) 
   青い月のメンフィス 

演目
舞囃子 岩船(Iwafune)[12分]
狂言  寝音曲(Quand on chante allongé)[20分]
休憩
英語能 青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)[70分]
* 舞囃子は日本語、狂言は日本語/フランス語、英語能は英語で演じます。
料金:全席自由席 3,000円/5,000円(「エルヴィスの幽玄」冊子+オッペンハイマー台本付)
チケット購入喜多能楽堂チケット購入ページ
※「一般チケット(自主公演の優待券無 、 他公演) 」よりご購入いただけます。
未就学児童の入場不可
本公演は日本語字幕がございません。

 ④ 2025年8月9日(土) 14時~(開場13時) 
   オッペンハイマー 

演目
舞囃子 敦盛(Atsumori)[15分]
狂言  口真似(Celui qui imite trop bien)[20分]
休憩
英語能 オッペンハイマー(Oppenheimer)[80分]
* 舞囃子は日本語、狂言は日本語/フランス語、英語能は英語で演じます。
料金:全席自由席 3,000円/5,000円(オッペンハイマー台本+「エルヴィスの幽玄」冊子付)
チケット購入喜多能楽堂チケット購入ページ
  ※「一般チケット(自主公演の優待券無 、 他公演) 」よりご購入いただけます。
未就学児童の入場不可
本公演は日本語字幕がございません。

チラシ
ポスター(オッペンハイマー)
ポスター(青い月のメンフィス)

会場:喜多能楽堂

〒141-0021 東京都品川区上大崎4-6-9

JR線・東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線ともに目黒駅より徒歩7分。
目黒駅西口よりドレメ通りを直進。杉野学園体育館手前を左に入る。
※能楽堂内には駐車場施設がございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

https://kita-noh.com/stage/

チケット取扱い

喜多能楽堂
電話 03-3491-8813
WEB https://kita-noh.com/ (要事前登録・無料)

* お申し込みにあたりご記入いただいた内容は、今回のイベントのみに使用し、他の目的では使用いたしません。また、これを第三者に譲渡または開示することはありません。
* 開催者側で映像、音声を収録いたします。その一部については後日、開催に協力をいただいた第三者のメディア等により、個人を判別できない形で公開する場合があります。
* 参加者による撮影・録画・録音は一切禁止とさせていただきます。公演中、スタッフが広報目的で写真を撮影することがあります。気になる方はスタッフまでお声がけください。
配慮が必要な方へ
身体機能等の障がいや疾病等により、ご参加に際して配慮をご希望の方は、原則として開催日の4週間前までにご希望の内容をお知らせください。会場と相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。

『オッペンハイマー』脚本家アラン・マレット氏による講演会

「オッペンハイマーを能に:いにしえの芸が描く核時代の物語」

英語能連続公演に先立ち行うこの講演会では、『Oppenheimer』の脚本家アラン・マレット氏をお迎えし、なぜオッペンハイマーを題材に選んだのか、能楽への興味や本作品が完成するまでの苦労などをお話いただきます。
また、本公演の『Oppenheimer』を翻訳された小山太一教授(立教大学)との対談も予定しております。
・日時:8月5日(火)18時より
・会場:早稲田大学14号館B101
・対象:どなたでもご参加いただけます

  • 18:00 アラン・マレット氏による講演(日本語のテキスト有)
  • 18:40 アラン・マレット氏と小山太一教授との対談(英語・日本語)
  • 19:10 質疑応答(日本語可)
  • 19:30 終了

アラン・マレット

オーストラリア先住民音楽、日中音楽史、能の分野で活躍する音楽学者。シドニー大学名誉教授。日本の宮廷音楽(雅楽)の伝統である唐楽に関する歴史分析や、オーストラリアのアボリジニ伝統の儀式歌に関して幅広く研究・発表している。

小山 太一

1974年生まれ。立教大学教授、英語文学研究者、翻訳家。主な翻訳にジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫)、イーヴリン・ウォー『誉れの剣』I~III(白水社)など。

オッペンハイマー(Oppenheimer)

Photo: Sota Kitazawa

Photo: Sota Kitazawa

作品の背景

シドニー大学名誉教授アラン・マレットが2015年に書き下ろした作品で、今年広島・長﨑の被爆80年と戦後80年という節目に相応しい作品です。原子爆弾開発の「マンハッタン計画」を主導したロバート・オッペンハイマーを題材に、罪と悔悟を禅の公案集「無門関」の第二則「百丈野狐」に重ねて描く意欲作です。
能の形式に基づいてシアター能楽リチャード・ エマートが作曲を行いました。

【アラン・マレット】
オーストラリア先住民音楽、日中音楽史、能の分野で活躍する音楽学者。シドニー大学名誉教授。日本の宮廷音楽(雅楽)の伝統である唐楽に関する歴史分析や、オーストラリアのアボリジニ伝統の儀式歌に関して幅広く研究・発表している。現在はアデレード禅グループで教鞭をとっている。

*演出*
松井彬、リチャード・エマート、ジョン・オグルビー

あらすじ

四国からお遍路に出た巡礼者は、辿り着いた広島の古い寺でオッペンハイマーの亡霊と出会います。その亡霊は原子爆弾を製造した自らの行為が悲惨な結果を生み、亡霊となってこの世をさまよっているのだと告白します。輪廻の輪から逃れることができず苦しんでいると言い残し姿を消します。巡礼者の唱える般若心経によって再び呼び出されたオッペンハイマーの亡霊は因果の法則から逃れることができないことを悟り、人類に苦痛を与えた罪を我が身に引き受けることを顕現した不動明王に誓います。

演者

・前シテ(僧侶)/ 後シテ(オッペンハイマー)・

ジョン・オグルビー

・ツレ(不動明王)・

大村定

・ワキ(巡礼者)・

マシュー・デュブロフ(6日)
アシュレー・ソープ(9日)

・アイ・

小笠原由祠

・笛・

槻宅聡

・小鼓・

大村華由

・大鼓・

大倉榮太郎

・太鼓・

桜井均

・地謡・

リチャード・ エマート
アシュレー・ソープ(6日)
マシュー・デュブロフ(9日)
デビッド・クランドル
ケビン・サルフェン
デビッド・サタースキー
ゲーリー・マシューズ
ローラ・サムソン
ルイス・ヴァイス
ニック・イシマル

・後見・

大島衣恵
ジュビリス・モーア

青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)

Photo: Sota Kitazawa

Photo: Sota Kitazawa

作品の背景

アメリカ人の劇作家デボラ・ブレヴォートが日本の伝統芸能である能に刺激を受け、エルヴィス・プレスリーを題材に1993年に書かれた作品です。当初「エルヴィス・プレスリーの能ドラマ」という副題がついていました。彼女は、西洋の劇は筋書き、性格発展、属性などが重視されているのに対して、能は音楽、舞、そしてしぐさを重視した「瞑想的な演劇」だと捉えました。エルヴィスの古い歌の詩的な特徴や、その歌とエルヴィスの人生や死などを劇化するには瞑想的な能の形態がふさわしいと考え、Blue Moon Over Memphisのアイデアが生まれました。
能の形式に基づいてシアター能楽リチャード・ エマートが作曲を行いました。

【デボラ・ブレヴォート】
演劇、ミュージカル、オペラの劇作家。国際的に上映されている戯曲「The Women of Lockerbie」や、全米の劇場で上映された多くのコメディやドラマ作品で知られている。2023年、オペラアメリカのキャンベル・オペラ台本作家賞を受賞。

*演出*
松井彬、リチャード・エマート、ジョン・オグルビー

あらすじ

熱心なエルヴィスファンのジュディは、彼の命日にファンにとっての聖地であるテネシー州メンフィスにあるグレイスランドを訪れますが、あまりの混雑に外で待つことを余儀なくされます。夜中に大邸宅の前で立っていると黒人の男性が現れジュディを庭の中に招き入れます。二人はエルヴィスの墓の前で彼の名曲や人生などの話をしますが、やがてその男性は名乗らずに消えてしまいます。そして青い月の光の下、ジュディは……

演者

・前シテ(男)/ 後シテ(エルヴィス)・

ルイス・ヴァイス

・ワキ ( ジュディ)・

ローラ・サムソン(7日)
ミカ・オスカソン(8日)

・アイ ・

小笠原弘晃

・笛・

リチャード・ エマート

・小鼓・

住駒充彦

・大鼓・

河内孝子

・地謡・

ジョン・オグルビー
アシュレー・ソープ
デビッド・クランドル
ケビン・サルフェン
デビッド・サタースキー
ゲーリー・マシューズ
ミカ・オスカソン(7日)
ローラ・サムソン(8日)
マシュー・デュブロフ

・後見・

ジュビリス・モーア
大島衣恵

関連書籍、リンク

関連冊子
  • エルヴィスの幽玄 - 能が英語になったとき

    エルヴィスの幽玄 - 能が英語になったとき

    公演に合わせて英語能に関連する書籍を販売します。
    「青い月のメンフィス」の台本 (日本語/英語) を全編収録するほか、音楽・装束・能面の見どころも写真とともに解説。
    「青い月のメンフィス」が生まれた背景や制作秘話、そして英語能とは何かがよくわかる一冊です。

    監修:柳井イニシアティブ
    言語:日本語
    仕様:223mm ×174mm、ソフトカバー、120ページ(カラー刷)
    価格:2,200円(税込み)
    内容:英語能とは何か──文化と言語を超えて(リチャード・エマート×成田美名子)
    「青い月のメンフィス」台本(日本語/英語)
    「青い月のメンフィス」の作者・出演者から
    「青い月のメンフィス」の見どころ(音楽・装束・能面)
    座談会「世界の中の能──グローバルな様式としての能の可能性」
    エッセイ:能とは何か(竹本幹夫)/英語能をめぐって(児玉竜一)

    ご注文はこちらからお願いいたします。

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早稲田大学柳井イニシアティブ:[email protected]

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