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【柳井イニシアティブ】講演会「1930年代における日本の紙フィルムの保存と再生」(6月13日開催)

紙フィルム上映会日本ツアーオープニング講演会

「1930年代における日本の紙フィルムの保存と再生」

 

1930年代、映画館で上映される多くの映像がセルロイドであった日本では、ごく限られた期間家庭用の玩具として紙製のフィルムにプリントされた映像が作られていました。そしてその多くはアニメーションでした。

早稲田大学とUCLAの共同連携事業柳井イニシアティブは、6月14日(土)より約1か月にわたり、日本各地の6会場にて『知られざる日本アニメの源流』と題して、紙で作られたフィルムをデジタル化した映像を用いて上映会を開催することになりました。

この上映会では単に紙フィルムのみを紹介するだけではなく、その誕生にまつわる背景として登場した様々な映像もあわせて上映します。

上映イベントに先立ち行うこの講演会では、とても繊細な紙のフィルムをデジタル化して保存するとともに、広く知らしめる活動をされている米国バックネル大学のEric Faden教授をお迎えし、紙フィルムの魅力について、デュオ夢乃(箏とチェロ)による生演奏、そして片岡一郎氏(活動写真弁士)による語りをつけたデモンストレーションとあわせて語っていただきます。日本ではまだあまり知られていない、現代日本が誇るアニメーションの源流を知ることができるこの貴重な機会に是非ご参加ください。

詳細

  • 開催日時:6月13日(金)17:30 開場

第一部               「1930年代における日本の紙フィルムの保存と再生」
18:00~18:55   Eric Faden教授 講演   +デュオ夢乃と片岡弁士による上映デモンストレーション

18:55~19:10      休憩

第二部
19:10~19:45     座談会 (Faden教授・デュオ夢乃・片岡一郎弁士)

19:45       終了(予定)

  • 会場:早稲田大学小野記念講堂
  • 言語:英語 (日本語通訳付)
  • 参加:どなたでも無料でご参加いただけます。 *予約不要
  • 主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト

講演者

Eric Faden 

バックネル大学(米国ペンシルベニア州ルイスバーグ)教授。映画/メディア研究者。 彼の研究は様々な雑誌やアンソロジーに掲載されている。 また、ビデオエッセイ形式の先駆者でもあり、作品は雑誌に掲載されているほか、アメリカ、フランス、オーストラリア、イギリスの美術館や映画祭で国際的に上映されている。 2017年、京都の同志社大学で教鞭をとりながら、日本映画の研究を始める。

出演者

デュオ夢乃

邦楽とクラシックの伝統に根ざしつつ、新しい室内楽を開拓。ニューヨークタイムズ等から度々高評を得る。2019年デュオ10周年記念リサイタルをカーネギーホールにて開催。全米室内楽協会より和洋デュオとして初めて、委嘱プログラム助成を授与される。ケンブリッジ大学、トリニダード「日本・カリブ交流年2014年」記念事業ほか海外公演多数。ケネディセンター、スミソニアン国立美術館、国連本部等で演奏。日本でのリサイタルも長年開催。第24回青山音楽賞・バロックザール賞を受賞。2024年クラシックメジャーレーベルNAXOSより「平家組曲」を発表。

木村伶香能(箏)

山田流箏曲演奏家。ニューヨークと日本を拠点に世界20カ国で演奏を行う。ニューヨークタイムズより「傑出した演奏と歌声」と評され、ソリストとして欧米の国際音楽祭、カーネギーホール、ボストン・シンフォニーホール、メトロポリタン美術館などに出演。「箏コンチェルト:源氏」は初演以来、オーケストラ、弦楽アンサンブルと多数共演。2022年カーネギーホール教育プログラムにて日本音楽のコンサルタントを務める。東京藝術大学卒業。2004年度文化庁新進芸術家国内研修員。第10回賢順記念全国箏曲コンクールにて賢順賞(第1位)受賞。

玉木光 (チェロ)

上村昇、ピーター・サイデンバーグの両氏にチェロを師事。イーストマン音楽大学、ライス大学にてポール・カッツ師に師事。ノースウェスタン大学院にてハンス・イェンセン師に学ぶ。ビバホール国際チェロコンクール入賞。2013年までフォートウェイン・フィルハーモニー管弦楽団にて首席奏者、フライマン弦楽四重奏団として在籍。ソリストとしてドヴォルザークのチェロ協奏曲、交響詩「ドン・キホーテ」など主要なコンチェルトを演奏。現在、バークシャー・オペラの首席を務め、アルバニー交響楽団に在団、各地のオーケストラよりゲスト首席奏者として招待されている。

活動写真弁士 片岡一郎

2002年に澤登翠に入門。The Art of the Benshiなど、国内外合わせて23か国で公演し活動弁士の文化を国際劇に発信している。これまで弁士として手掛けた無声映画は約350作品。活動弁士の他に紙芝居、声優、書生節、文筆でも活動。行定勲『春の雪』、根岸吉太郎『ゆきてかへらぬ』、甫木元空『BAUS 映画から船出した映画館』や大河ドラマ『いだてん』、朝の連続テレビ小説『ブギウギ』に弁士として出演。2019年公開作、周防正行『カツベン!』では主要俳優への実技指導、時代考証、出演を兼任。失われた無声映画フィルムの発掘にも取り組んでおり、最古の映画版『忠臣蔵』、高峰秀子出演作『私のパパさんママが好き』を発掘し、文化保護面でも足跡を残している。

 

モデレーター 柴田康太郎 (早稲田大学坪内逍遥演劇博物館 招聘研究員)

チラシ

イベントに関する問い合わせ

  • 柳井イニシアティブ事務局email: yanai.initiative★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)
Dates
  • 0613

    FRI
    2025

Place

早稲田大学小野記念講堂

Tags
Posted

Fri, 23 May 2025

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