「第2回早稲田大学学術研究書出版賞 授賞式」が、2024年9月19日(木)に早稲田大学大隈記念講堂(小講堂)で開催され、対象の研究者7名が表彰されました。
はじめに、渡邉義浩文化推進担当常任理事より、早稲田大学学術研究書出版制度の趣旨の説明とともに、受賞者へ祝辞が述べられました。
各受賞者からは、著書の内容やその執筆過程、現在の研究内容や今後の取り組みについての報告があり、早稲田大学および 編集の労をとった早稲田大学出版部への謝辞が述べられました。
それを受けて、渡邉常任理事より、表彰状と花束が贈呈されました。
早稲田大学では、アカデミック・ステイタスの維持・向上と研究者の出版機会拡大を図るため、出版機能と情報発信強化の一環として、良質の学術研究書を出版することを目指しています。
受賞者(敬称略)
<早稲田大学学術研究書出版賞> 本野 英一
『盗用から模造へ1880-1931―中日英米商標権侵害紛争史』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 青木 弘
『横穴式石室の築造技術と造墓集団』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 甲斐 伊織
『大村はま国語教室の単元学習―学習経験の蓄積と構造』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 福村 真紀子
『結婚移住女性のエスノグラフィー―地域日本語教育の新しい在り方』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 藤野 克
『情報通信ルールの国際競争―日米のFTA戦略』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 山本 剛
『難民問題の「恒久的解決策」を問い直す―人間の安全保障の実践』
<早稲田大学学術研究書出版奨励賞> 劉 暢
『中国武術の競技化―日本での普及と武術性への影響』
早稲田大学学術研究書出版賞とは
本賞は、2020 年度以降、早稲田大学学術研究書出版制度に応募し、採択された後、出版に至った図書に対して、当該研究者を顕彰し、その業績を広く周知するため、授与されるものです。
早稲田大学学術研究書出版賞
本制度により刊行されたすべての学術叢書が対象
早稲田大学学術研究書出版奨励賞
本制度により刊行されたすべてのエウプラクシス叢書(博士学位取得後5年以内の研究者が単著として出版したもの)が対象