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おもしろ科学実験教室 in 鴨川2024 を開催しました -日常の身近な不思議に気づく・わかる・楽しむ体験

早稲田大学では、千葉県鴨川市との地域連携事業の一環として、1998年から「おもしろ科学実験教室」を実施しています。この教室は、地域の小学生に実験や工作を通じて科学・技術への興味や関心を育む機会を提供するとともに、早稲田大学の魅力を知ってもらうことを目的に開催し、今回で25回目となります。日頃、理工系学部の大学生に実験指導を行う技術職員などが運営を担当し、毎回大変好評を得ています。
会場の鴨川市文化体育館には当日、本学に加え、千葉県立長狭高等学校科学部などによる実験ブースも設けられ、市内の小学生を中心に約180名の子どもたちが様々な実験や工作に取り組む真夏の一大イベントとなりました。

1.おもしろ科学実験教室当日の様子

2024年度おもしろ科学実験教室は、8月22日(木)に鴨川市文化体育館で、小学生約110名が参加して行われました。実験テーマは低学年向けの「ふしぎなプロペラをつくろう!」と高学年向け「ワクワク発電TIME!イルミネーション作りまSHOW!」の2つ。
どの子どもたちも、講師による説明を興味津々に聞き、普段の学校での授業とは一味違った、実際に手を動かし・観察して・考える体験に、真剣に取り組んでいました。最後に、鴨川市長と早稲田大学総長の連名による「修了証」が手渡され、参加記念グッズがプレゼントされました。

◆開講式

鴨川市の長谷川市長と早稲田大学の代表による挨拶、実験スタッフの紹介、これから始まる実験教室の諸注意が行われました。小学生たちは、長谷川市長の「なぜだろう?どうしてかな?という気持ち大事にしてください」という呼びかけに元気よく応え、日常の不思議に対するたくさんの質問が寄せられました。

◆ふしぎなプロペラをつくろう!(対象:小学1~3年)

モーターも電池も付いていないのに、棒で擦ると先端についたプロペラが回りだす、「ふしぎなプロペラ」を1人1つ製作しました。
木製のプロペラは、木材の「かんな掛け」「やすり掛け」、そして「くぎ打ち」などの一通りの加工が必要です。木工工作に初めて取り組む子が多くいた様でしたが、子どもたちの安全に配慮しながら職員が丁寧に説明・指導して工作を行いました。プロペラ工作が終わった後は、待望のプロペラ回転タイムを設けました。
プロペラを回すにはコツがいるため、苦戦していた子もいましたが、最終的には子どもたち皆が自分だけのプロペラを回すことができ、笑顔いっぱいの実験教室になりました。

(参加してくれた小学生より)
・くぎをうつのがたのしかった。けずるのおもしろかった。いろんなどうぐをつかえて、たのしかった。
・おうちでも作ってみたくなった!むずかしかったけど、なれれば楽しい。しんどうで動くのがびっくりした!
・初めてこの教室にきた時、「どんなことをするのかな?」と思ってたら、いがいと楽しかったです。
・とても楽しかったです。でもプロペラを回すもはむずかしかったです。あと、色ぬりがプロペラに書けるとは思わなかったからうれしかったです。

◆ワセワク発電TIME! イルミネーション作りまSHOW!(対象:小学4~6年生)

LEDやモーターを使って、電気を作る・貯める・使う(発電・蓄電・放電)の仕組みを学び、実験を通して手回し発電機を1人1つ製作しました。
子どもたちのほとんどが電子回路製作は初めての様でしたが、電子部品の差し込みに苦労しながらも、最後には皆が複雑な回路を作り上げることが出来ました。回路製作後は、アクリルで作ったRIKOちゃん(技術部公式キャラクター)のケースに入れて、目が7色に光るオリジナルの手回し発電機を製作しました。
熱心にモーターを回して電気を貯めている様子が印象的だったのと、LEDを点灯する際に部屋を暗くして点灯式を行ったのですが、その時の「たくさんの色できれい!」「すごい!」といった子どもたちの驚きの反応が嬉しかったです。

(参加してくれた小学生より)
・先生の説明がとても分かりやすく、すごく楽しかった。
・モーターやコンデンサの働きを知れて良かったです。
・ブザーの曲がハッピーバースデーだったので、たん生日につかおうと思いました。
・電気のしくみがよくわかった。楽しくできたのでよかった。

 

2.アンケートに回答いただきました保護者の皆さま、ありがとうございました。

今回の実験教室当日に行いましたアンケートでは、以下のようなご感想・ご意見(一部抜粋)をいただきました。今後の実験教室をより楽しいものとしていけるよう、是非参考にさせていただきます。

・自分で削るのが面白かったそうです(カンナを使うのは初めてでした)。プロペラを回すのはコツが必要で、難しそうでした。
・初めて触れる道具や作業があり、自分で作ったものが動いたときの達成感が楽しかったと思います。
・普段あたり前に使っている電気を自分の手でも発電できること(どうやって発電するのか)を知れて、楽しめたと思います。
・今時代的に物が溢れているので、自分の力で何かを作るという体験をできた事が凄く貴重でした。
・実験につながるまでの工程がワクワクできるもので、最後に「できた‼」という笑顔が見られました。
・各グループに付く講師の方がきめ細やかに対応してくださり、うまくいかない理由を一緒に考えて解決まで導いてくれました。
・わかりやすかったので、子どもたちが自分でチャレンジできました。

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