Open Talk マンガを経た文学翻訳―フランツ・カフカを英訳すること
早稲田大学国際文学館を訪れる方々に、文学を読む面白さや文学研究の魅力を感じていただくための講演会を開催しております。今回はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)アジア言語文化学科博士候補生のヤン・デイビッド氏によるトークをお楽しみください。
本イベントでは、西岡兄妹による、フランツ・カフカの小説集をもとにしたマンガ作品を英訳する経験をヤン・デイビッド氏が紹介します。特にマンガという視覚要素の多いメディアの翻訳をめぐる諸問題を考察し、カフカのドイツ語原作を介した日英翻訳というプロセスを説明します。さらに、「ハイブリッド翻訳」によって、どのようにカフカの名作から新たな意味や価値を生み出すのができるのかについて考えていきます。
詳細
- 開催日時:5月21日(火)14:00~15:00
- 会場:早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
- 言語:英語
- 参加:どなたでも無料で参加できます。
- 主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト
- 共催:国際文学館
講演者
ヤン・デイビッド (David Yang)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)アジア言語文化学科博士候補生。早稲田大学柳井イニシアチブリサーチフェロー。翻訳理論の視点から近代日本文学における終焉という概念を研究している。西岡兄妹の『カフカ:Classics in Comics』の英訳をPushkin Pressより刊行(2023)。
ファシリテーター
伊丹
柳井イニシアティブ研究員
イベントに関する問い合わせ
- 柳井イニシアティブ事務局email: yanai★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)