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文学ビデオ Bungaku Bideo
文学ビデオは、日本語で書かれた短編小説を作者が朗読し、日本国内外の革新的なアーティストによるアニメーションを組み合わせた新しい短編アニメ映画シリーズ。
Thu 18 Apr 24
文学ビデオは、日本語で書かれた短編小説を作者が朗読し、日本国内外の革新的なアーティストによるアニメーションを組み合わせた新しい短編アニメ映画シリーズ。
Thu 18 Apr 24
文学ビデオは、日本語で書かれた短編小説を作者が朗読し、日本国内外の革新的なアーティストによるアニメーションを組み合わせた新しい短編アニメ映画シリーズです。
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第一弾 山村浩二作「とても短い」

とても短い(Extremely Short”) 2024年 | 5分18秒 | 日本・アメリカ
東京でもっとも短いものを探していた男は、人生の最後の瞬間に「だ」という言葉を発した。
古川日出男原作の「とても短い」を作家本人が朗読し、山村浩二がアニメーションを手がけました。
- 第56回カンヌ監督週間に公式セレクション
- 第19回札幌国際短編映画祭で受賞
- 第31回エチュード&アニマ国際映画祭 2024で受賞
- カンヌ監督週間 in Tokio 2024にて上映
- 第21回ロンドン国際アニメーション映画祭2024 (LIAF) で最優秀オリジナルスコア:伊左治 直(監督:山村浩二)を受賞
- 第17回パリ国際アニメーション映画祭で受賞
- 第14回国際アニメーション映画祭アニモチェで受賞
監督 ・アニメーション
山村浩二
1964 年生まれ。1987 年東京造形大学卒業。「頭山」(2002 年 ) が第 75 回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレプ他 6 つのグランプリを受賞、「今世紀 100 年の 100 作品」の1本に選出される。また長編「幾多の北」(2021 年)がアヌシー・コントルシャン・クリスタル賞とオタワでグランプリを受賞。映画祭での受賞は 140 を超える。芸術選奨受賞、紫綬褒章受章。映画芸術科学アカデミー会員、東京藝術大学大学院教授。
Yamamura Animation, Inc. (yamamura-animation.jp)
文・声
古川日出男
1966 年福島県生まれ。掌篇から巨篇まで様々なタイプの小説を書き続けながら戯曲や詩、評論、ノンフィクション作品も発表。また朗読を軸に他分野の表現者とコラボレーションを行なうなど執筆にとどまらない縦横無尽な文学表現に取り組む。
音楽
伊左治 直
現代音楽系の作曲や即興演奏から、昭和歌謡や童謡、ブラジル音楽のライブなど、様々な活動を展開している。サッカーや映画、民俗学の愛好家でもある。芥川作曲賞、出光音楽賞、『南蛮劇場ー伊左治直 個展』にて佐治敬三賞などを受賞。
クレジット
原作 古川日出男「とても短い」(2010年)
企画・英訳 マイケル・エメリック
プロデューサー 山村浩二
アシスタントプロデューサー 山村早苗
制作 ヤマムラアニメーション
製作 早大+UCLA連携 柳井イニシアティブ
柳井イニシアティブプロジェクトマネージャー 上甲由美、山嵜早苗
音声録音 エリック・シリックス
音声録音スタジオ 早稲田大学国際文学館
音楽演奏 伊左治直、新美桂子
音楽ミキシング 磯部英彬
音響ミキシング 嶋田 正 アオイスタジオ
カラーグレーディング・DCP制作 アシスト
第二弾 折笠良作「落書」

落書(Rakugaki) 2025年 | 12分33秒 | 日本・アメリカ
陽光の最初の一閃が射し込み、浅い眠りの襞を静かに揺らすと、そこに一つの落書が出現する。
高柳誠原作の「落書」を本人が朗読、折笠良がアニメーションを手がけた。
現代の日本文学とアニメーションのコラボレーション企画「文学ビデオ」の第二弾。
監督・アニメーション
折笠良
1986年生まれ。茨城大学教育学部、イメージフォーラム映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科で学ぶ。石原吉郎の詩を元に制作した『水準原点』(2015)が毎日映画コンクール大藤信郎賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭2016ゴールデンザグレブ賞などを受賞。2023年、MIYUプロダクション(フランス)カナダ国立映画制作庁(カナダ)、NEW DEER(日本)の共同製作で、詩人・画家アンリ・ミショーが書いた同名のエッセイを原作とする『みじめな奇蹟』を制作。オタワ国際アニメーション映画祭2023短編部門グランプリなどを受賞。
文・声
高柳誠
1950 年生まれ。『卵宇宙/水晶宮/博物誌』でH氏賞、『都市の肖像』で高見順賞、詩画集三部作『月光の遠近法』『触感の解析学』『星間の採譜術』で藤村記念歴程賞を受賞。その詩業は『高柳誠
詩集成Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』にまとめられている。その後の詩集に『無垢なる夏を暗殺するために』
『フランチェスカのスカート』『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』がある。評論・エ
ッセイ集に『リーメンシュナイダー 中世最後の彫刻家』『詩論のための試論』などがある。
音楽
滝野ますみ
東京芸術大学音楽環境創造科在学中よりアニメーションのサウンドデザインを手がけ、映画・CM・ゲームなど幅広く活動。主な作品はアニメ映画『化け猫あんずちゃん』(24)、短編アニメ映画『グレートラビット』(12)、『半島の鳥』(22)、『骨噛み』(23)、実写映画『[窓] MADO』(22)、TVアニメ『ダイナ荘日より』(21)、『忍ばない!クリプトニンジャ咲耶』(23・24)、『いきものさん』(23)など。その他実写映画、ゲームなどにFoley artistとして参加。
クレジット
原作 高柳誠「落書」(1999年)
文・声 高柳誠
企画・英訳 マイケル・エメリック
プロデューサー 折笠良
監督・映像 折笠良
製作 早稲田大学 + UCLA連携 柳井イニシアティブ
柳井イニシアティブプロジェクトマネージャー 上甲由美 山嵜早苗
音響監督 滝野ますみ
音響ミキシング アオイスタジオ 中嶋克 小林蒼
音声録音 早稲田大学国際文学館 深澤大青
DCP Bart.lab