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多和田葉子・高瀬アキ パフォーマンス&ワークショップ 2022を開催しました

2022年11月2日(水)、3日(木)、早稲田大学にて「多和田葉子・高瀬アキ パフォーマンス&ワークショップ」を開催いたしました。毎年11月に開催されているこのイベントは、今年で第13回目を数えます。

3年ぶりのライブパフォーマンス

新型コロナの影響で2020年、2021年はオンラインで開催しました。「シュールとリアル」をテーマとして、メキシコの著名な画家「フリーダ・カーロ(1907〜54)」の作品や生き様を題材に、ベルリンで撮影した映像作品を配信しました。作家、ピアニストの二人が作品を制作していく過程を垣間見ることができる貴重な映像でした。ワークショップは、Zoomを活用して、学生たちの発表をもとに言葉と音楽の表現を学びました。

パフォーマンス「メキシコは江戸より暑き国にて候」

2022年、ようやく3年ぶりにお二人が来日することができ、早稲田大学でパフォーマンスされました。今回は会場のモニターに投影された「フリーダ・カーロの絵画」をモチーフに、多和田葉子さんが創作された「詩の朗読」と高瀬アキさんが奏でる即興の「ピアノ」による独特のパフォーマンスを展開しました。途中、スペシャルゲストとして声楽家・中村まゆみさんがサプライズで登場し「オペラ」も加わった重層的な表現の世界に引き込まれます。3名のアーティストの思いは、時空を超えて、フリーダ・カーロの世界と見事に呼応していました。

パフォーマンスの後には、コーディネーターの松永美穂教授(文学学術院)、多和田葉子さん、高瀬アキさんがアフタートークとして、パフォーマンスの解説を行いました。会場からも質疑応答の手があがり、言葉と音楽の表現について考えを深めるとともに、コロナ禍のベルリンの様子や最近の動向なども話題にしながら、活発に交流しました。充実した2時間のイベントとなりました。

ワークショップ「言葉と音楽」vol.13 〜美は乱調にあり〜

文化の日に開催されたワークショップ。発表者は、早稲田大学の学部生・院生8名。お題は、好きな絵画を一つ選び、それを大画面モニターの投影して、自ら創作した「詩」を朗読します。加えて、演奏者2名が参加し、「言葉」と「音」を合わせて、即興でパフォーマンスします。ホルン、津軽三味線、そしてピアノが、言葉を彩ります。インプロビゼーション。音の強弱。間。リズム。テンポ。言葉と音が重なって、無限の表現の広がりが感じられます。それぞれの発表に対して、多和田葉子さん、高瀬アキさんからアドバイス、コメントをいただき、言葉や音楽による表現を共に考え、その可能性や楽しさを感じました。どの発表も練りに練られた奥深い内容と表現でした。

アフタートークでは、発表者が自身のパフォーマンスの狙いや表現を振り返り、感じたことや新たに発見したことを共有しました。言葉と音楽の可能性を探る、大変有意義な時間となりました。創作者、発表者として貴重な経験になりました。

また、多和田葉子さん、高瀬アキさん、中村まゆみさんには前日に行われたパフォーマンスのうち、印象的なシーンを特別に披露いただきました。最後に、ご出演いただきました多和田葉子様、高瀬アキ様、中村まゆみ様、またご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 

主催

早稲田大学文化推進部文化企画課
スーパーグローバル大学創成支援事業 国際日本学拠点
早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系 松永美穂研究室

問い合わせ

松永美穂研究室 03-5286-3637
早稲田大学文化企画課 03-5272-4783 (月~金 9:00-17:00)

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