第4回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞者の小野正嗣さんが、「九年前の祈り」で、第152回芥川賞を受賞されました。
今回の受賞を契機に小説家として、ますますのご活躍が期待されます。
プロフィール
小野 正嗣(おの・まさつぐ)
1970年大分県生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。文学博士(パリ第8大学)。現在、立教大学准教授。2001年「水に埋もれる墓」で第12回朝日新人文学賞受賞、02年「にぎやかな湾に背負われた船」で第15回三島由紀夫賞受賞。主な 著書に『マイクロバス』(08年、芥川賞候補)、『獅子渡り鼻』(13年、芥川賞候補)、訳書にマリー・ンディアイ『ロジー・カルプ』(10年)など。
早稲田大学坪内逍遙大賞とは
早稲田大学が創設125周年を記念し、2007年に創設。坪内逍遙の業績に鑑み、文芸をはじめとする文化芸術活動において著しい貢献をなした個人(もしくは団体)を顕彰することを目的としている。公正・公平を旨として、学内外の有識者による選考委員会を設置している。
これまでの受賞者
- 第一回 (2007年度)
大賞 村上 春樹 / 奨励賞 川上 未映子 - 第二回 (2009年度)
大賞 多和田 葉子 / 奨励賞 木内 昇 - 第三回(2011年度)
大賞 野田 秀樹 / 奨励賞 円城 塔 - 第四回(2013年度)
大賞 小川 洋子 / 奨励賞 小野 正嗣・山田 航
関連ページはこちらよりご覧ください。
「芥川賞・直木賞への道筋 坪内逍遙大賞奨励賞が次のステップへ」(外部リンク)