明治初期、急激に近代化する日本社会の中で、人々は新しい表現文化を目指していました。この時期の逍遙は文芸の発展こそが近代日本の発展に必要であると確信し、明治24年(1891)10月に文芸雑誌『早稻田文學』を創刊しました。
当初は講義録の形で発表されましたが、やがて本格的な文芸雑誌として成長しました。また『早稻田文學』は新人作家の登竜門として、彼らに発表の場を与え、育てたことが非常に大きな功績となっています。
逍遙は新しい文学への挑戦をし、その後の文壇に大きな影響を与えました。逍遙が創設した第一次『早稻田文學』前後の文学界を中心に逍遙の出身地・美濃加茂市と共催し、巡回展として開催いたします。
※美濃加茂市民ミュージアムは2月7日(土)~3月15日(日)に開催しました。
【逍遙と『早稻田文學』展 展示資料リスト】(24KB)