Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

News

2/6-2/8 【JDTA上映会 vol.9】あやめ十八番『江戸系 宵蛍』『音楽劇 百夜車』

企画概要

演劇博物館の運営するJapan Digital Theatre Archivesに収蔵された作品をどらま館で上映する企画「Japan Digital Theatre Archives 学内上映会」。この上映会では、演劇が持つポテンシャルを日常演劇作品に触れる機会のない学生に届けることを目的に開催しています。演劇は一部の愛好者の為にあるのではなく、あらゆる違いを持つ人の集まりに向けて発信され、それぞれの仕方で受け取り、楽しむことのできる芸術です。エンターテインメントであることと批評性を持つこととは同時に成立することを、優れた作品を鑑賞することで身をもって体験していただければ幸いです。

第9弾となる今回は、日本の古典芸能を取り入れた巧みな作劇と迫力ある音楽の生演奏で人気のあやめ十八番を取り上げます。

2月7日のアフタートークでは、本上映会の上映作品のキュレーションを務めていただいた演劇博物館助教・近藤つぐみさんと、あやめ十八番主宰・堀越涼さん、プロデューサー・金子侑加さんをゲストにお迎えし、作品について語っていただきます。

期間

2026/2/6(金)~2026/2/8(日)

劇場

早稲田小劇場どらま館

料金

無料(フリーカンパ制)

予約

予約する

JDTA学内上映会vol.9 あやめ十八番『江戸系 宵蛍』

『江戸系 宵蛍』(2020)

令和2年。56年ぶりに開催された東京オリンピックに日本中が熱狂していた。国内最大の国際拠点である第二東京国際空港もまた、例年以上の賑わいをみせている。
そんな中、華やかなアスリートたちの活躍の影で、ひっそりと海外メディアの注目を集めた家族が居た。

『千年(ちとせ)』の表札がかかったその家は、第二東京国際空港・滑走路の延長線上にある。
この一軒の家の為に、第二東京国際空港は未完成のままでの運用を余儀なくされていた。

千年は、ありふれた家だった。
かつてこの家に燈っていた闘争の火は、今ではもう見る影もない。
消え入りそうな小さな火種が、燻ったまま、あるだけだ。

空港の中の一軒家と、そこに纏わる人々のお話。


収録時間:140分|収録日:2020/11/16|会場:吉祥寺シアター|演出・振付:堀越涼(以上、JDTAより。舞台写真:下田直樹)

【日程】
2/6(金):14:30 -16:50
2/7(土):11:00 -13:20(☆)
2/8(日):11:00 -13:20
 

(受付開始・開場は開演15分前)

(☆)終映後、アフタートーク(キュレーター:近藤つぐみ 作・演出:堀越涼 プロデューサー:金子侑加)を30分ほど行います。

作品紹介

あやめ十八番『江戸系 宵蛍』は、1966年に始まった成田空港の三里塚闘争と1964年東京オリンピックという二つの史実を巧みに交差させ、東京オリンピックを控えた2020年に向けた物語として仕立てた演劇作品。東京オリンピックに湧く日本で、空港建設区域内の一軒家を守ろうとする家族の闘争の歴史を描いている。一家を起点に、彼らを取材するジャーナリスト、空港側の人間、この闘争を何としてでも終わらせようとする政治家など、さまざまな立場の人びとの「闘争」もまた生き生きとした演技で活写される。実在する女性政治家たちの姿を彷彿とさせる人物や、円谷幸吉に想を得た人物も登場する。熱の入った役者陣の演技と、その熱を引き受けながら心地よく物語の進行を促す絶品の生演奏による劇伴音楽が、政治性とエンターテインメント性を見事に両立させている。コロナ禍の日本で観られた演劇の中で、間違いなく傑作のひとつに数えられるだろう。同作で示された「土地の所有権=人権」というテーマは、震災後の仮設住宅の問題、原発建設と近隣住宅の問題、沖縄の基地問題、ひいては2026年のドナルド・トランプ米大統領による諸外国への越権行為にも通ずるアクチュアリティをもっている。

(本上映会キュレーター 近藤つぐみ)

『音楽劇 百夜車』

世間を震撼させた千葉県連続不審死事件の犯人が逮捕された。

容疑者・清水謡子は5件の殺人容疑で起訴され、マスコミと世間の注目を集めたが、本人は一貫して容疑を否認している。

『週間 明朝』もまた、多くの週刊誌と同じく清水に注目していた。他者を出し抜き、なんとしても清水と接点を持ちたい『週間 明朝』の編集長は、記者・実方融を清水と獄中結婚させてしまおうと目論むが、清水は出版社との面会の一切を拒否していたため、面会に向かった実方は門前払いされてしまう。

なし崩しに清水と面会することは難しいと判断した実方は、清水が大学時代、日本文学を専攻していたことに目をつけ、平安時代の和歌を綴った手紙を送る。清水もこれに呼応するように和歌を送り返し、平安時代然とした奇妙な文通が始まる。
当初、取材目的であった和歌のやり取りの中で、次第に実方は清水に心惹かれていく。

収録時間:151分|収録日:2021/10/30|会場:東京芸術劇場 シアターウエスト|演出・振付:堀越涼(以上、JDTAより。舞台写真:下田直樹)

【日程】
2/6(金):18:00 -20:35
2/7(土):16:00 -18:35
 

(受付開始・開場は開演15分前)

作品紹介

2000年代に起きた首都圏連続不審死事件と、かの世阿弥が能の題材にした小野小町の「百夜通い」伝説を下敷きにしたミュージカル×現代演劇×夢幻能=「音楽劇」。『江戸系 宵蛍』とはがらりと作風を変えているものの、時代の異なる二つの物語を接続させて普遍的な人間感情を浮かび上がらせる手腕は一貫している。音楽の魅力はもちろんのこと、舞台のダイナミズムを後押しする美術も見どころ。週刊誌報道による事件のエンターテインメント化や、はすっぱな女囚人たちのナンバーはミュージカル『シカゴ』も彷彿とさせる。

(本上映会キュレーター 近藤つぐみ)

タイムテーブル

2026年2月
6日(金) 14:30~16:50 『江戸系 宵蛍』

18:00~20:35 『音楽劇 百夜車』

7日(土) 11:00~13:20 『江戸系 宵蛍』(☆アフタートークあり)

16:00~18:35 『音楽劇 百夜車』

8日(日) 11:00~13:20 『江戸系 宵蛍』

主催

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、早稲田小劇場どらま館

Dates
  • 0206

    FRI
    2026

    0208

    SUN
    2026

Place

早稲田小劇場どらま館

Tags
Posted

Fri, 23 Jan 2026

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/culture/dramakan/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる