Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

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12/5-12/7【JDTA上映会vol.6】おぼんろ『キャガプシー』/『ゲマニョ幽霊』

企画概要

演劇博物館の運営するJapan Digital Theatre Archivesに収蔵された作品をどらま館で上映する企画「Japan Digital Theatre Archives 学内上映会」。この上映会では、演劇が持つポテンシャルを日常演劇作品に触れる機会のない学生に届けることを第一の目的としている。演劇は一部の愛好者の為にあるのではなく、あらゆる違いを持つ人の集まりに向けて発信され、それぞれの仕方で受け取り、楽しむことのできる芸術である。エンターテインメントであることと批評性を持つこととは同時に成立することを、優れた作品を鑑賞することで身をもって体験してもらいたい。

第6弾となる今回は、早稲田大学出身/演劇研究会OBである末原拓馬さんが主宰をつとめる劇団おぼんろを取り上げる。

プロセニアムの舞台ではない、客席を縦横無尽に駆け回る観客超至近型のスタイルを生み出したおぼんろ。その魅力を十二分に味わえる2作品をピックアップ。《日本語上映・字幕なし》

最終日には、おぼんろ全作品の作・演出・出演を手がける末原拓馬さんをゲストにお迎えし、アフタートークも開催する。

 

JDTA学内上映会vol.6 おぼんろ『キャガプシー』/『ゲマニョ幽霊』

おぼんろ「キャガプシー」(2017)

穢れた人形達はあまりに尊い夢を見た。
キャガプシーと呼ばれる人形達は人形同士で壊し合いをするために創られました。
人間の罪の穢れを浄化するための儀式なのです。
さあ、気になるのは、キャガプシー達が何を考えていたかです。

その儀式は人里離れた場所でひっそりと行われていましたが、
ある時、その壊し合いを見世物にしようと考えるネズミという男が現れました。​

それから10年、仲間を壊し続けるトラワレという名のキャガプシーを
破壊させるための人形を作り続ける盲目の人形師ツミ。
ガラクタを集めて小屋を作り、そこで人間たちに残酷なショウを見せ続けるネズミ。
三者は互いに笑い合うことも、泣き出すこともなく過ごしていました。​

しかしある時創られた「ウナサレ」というキャガプシーは何かが壊れていました。
彼は眠るたびに悪夢にうなされると大声で嘆き、先に創られたトラワレを兄だと言い放つや、朝も晩も、
大笑いをしながらトラワレを全身全霊で愛し始めました。

そして何かが、変わり始めます・・・

収録時間:116分|収録日:2017/11/11|会場:おぼんろ特設劇場|演出・振付:末原拓馬(以上、JDTAより)

【日程】
12/5:18:00 -20:00
12/7:12:00 -14:00 
(受付開始・開場は開演15分前)

おぼんろ「ゲマニョ幽霊」(2023)

知っていますか?かつて、呪法劇という学問があったことを。それが、あまりに強大な力を持つがゆえ、歴史の闇に隠されたことを。
呪法劇とは芝居をやると言う儀式によって、霊的なるものを地上に降臨させ超常的な力を借りることです。
おぼんろは1600年代に残された伝説的な文献を日本で初めて翻訳し、当時の儀式を再現しました。

『ゲマニョ幽霊』はロシア・ポーランド戦争が行われた頃、ラマエが描いた物語とされています。誰が依頼主だったのか、果たしてどのようなことを成し遂げるために描かれたのか、そして、呪法と言う意味で、どのように世界に実際の影響をもたらしたのか、諸説が入り乱れ正しいことはわかっていません。

演劇の手法を用いた人智を超えた秘密の儀式、呪法劇をおぼんろが再現しました。

収録時間:141分|収録日:2023/2/22|会場:ゲマニョの芝居小屋|演出・振付:末原拓馬(以上、JDTAより)

【日程】
12/6:18:00 -20:20
12/7:14:30 -16:50 (受付開始・開場は開演15分前)

アフタートーク 【ゲスト:末原拓馬】

【日程】
12/7:18:00 - (受付開始・開場は開演30分前)

音楽家の両親を持ち、幼少期から音楽の手ほどきを受ける。10代はバスケットボール一色で過ごすも、早稲田大学第一文学部に入学すると同時に演劇研究会に入会。主宰として2006年におぼんろ旗揚げ。脚本家、演出家、役者だけでなく、絵描き、ミュージシャンなど多彩な顔を持つ。劇団公演やドラマ、客演舞台の傍ら、独り芝居の公演を頻繁に行い、大会において過去に3つのグランプリを受賞。2013年には全国11カ所44ステージに及ぶ独り芝居全国ツアーを行った。

 

おぼんろ

「物語は世界を変える」をモットーに、普遍性のあるファンタジー作品を全身全霊で紡ぐ劇団。派手な衣装や白塗りのメイク、肉体を駆使した演技や、観客の想像力に全幅の信頼をおいた演出を特徴とする。物語は絵本や童話のような世界観の中で繰り広げられ、登場人物は動物や病原菌、機械人形など様々。演じ手を「語り部」、観客を「参加者」と呼び、同じ場所で共に行う「物語り」と言う体験、一体感を大切にしている。

公式HP:https://www.obonro-web.com/

公式X:おぼんろ公式(@obonro_new)

会場

早稲田小劇場どらま館 劇場(2F)

料金無料・事前予約制

 学生先行:11/1(金)12:00~11/8(金)12:00 予約する

 一般:11/9(土)12:00~ 予約する

 ※ともに先着順定員になり次第受付終了

企画制作・主催

早稲田小劇場どらま館

Dates
  • 1205

    THU
    2024

    1207

    SAT
    2024

Place

早稲田小劇場どらま館

Tags
Posted

Thu, 10 Oct 2024

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