Open Talk 中国古典医学書に秘められた「薬膳」の知恵
早稲田大学国際文学館を訪れる方々に、文学を読む面白さや文学研究の魅力を感じていただくための講演会を開催しております。今回は立命館大学の向静静教授によるトークをお楽しみください。
日本で風邪薬として広く使用されている「葛根湯」の起源は、約1800年前の中国の医学古典『傷寒論』にあります。「葛根湯」を構成する生薬の多くは、古代中国においてスープや料理の調味料としても利用されてきました。このことから、日常の食事が生命を養い、健康を守るために欠かせないものであることがわかります。
今回のオープントークでは、中国の「薬食同源」の思想を掘り下げ、古典医学書に記された「薬膳」のレシピを紹介したいと思います。
詳細
- 開催日時:1月17日(金)14:00~15:00
- 会場:早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
- 言語:日本語
- 参加:どなたでも無料で参加できます。
- 主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト
- 共催:国際文学館
講演者
向静静(コウ セイセイ Xiang Jingjing)
中国四川省出身。
立命館大学立命館アジア・日本研究機構准教授。東アジアの医学史、医学思想史、「薬食同源」思想を専門とする。
著書に『医学と儒学――近世東アジアの医の交流』(人文書院、2023年、第36回矢数医史学賞受賞(日本医史学会))がある。
ファシリテーター
伊丹
柳井イニシアティブ研究員
イベントに関する問い合わせ
- 柳井イニシアティブ事務局email: yanai.initiative★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)