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『早稲田文学(第一次)』の電子的公開に関するお知らせとお願い

2023年12月6日

『早稲田文学(第一次)』の電子的公開に関するお知らせとお願い

早稲田大学文化推進担当 常任理事 渡邉 義浩
早稲田大学図書館 館長 ローリー ゲイ

早稲田大学では、図書館が所蔵する『早稲田文学(第一次)』の電子化および無償公開を計画しています。

『早稲田文学』は、1891年の坪内逍遙による創刊以来、休刊と復刊を繰り返しながら数多くの作家を輩出し、日本近代文学史上において重要な役割を果たしてきました。そのような作品を電子的に公開することは、本学文化推進の強化のみならず、日本近代文学の学術研究へ貢献するものと期待されます。

明治24(1891)年から明治31(1898)年に刊行された以下の156号分を対象として、電子化し公開いたします。

『早稲田文学(第一次)』
第1期: no.1-102(明治24年10月-明治28年12月)
第2期: no.1-41(明治29年1月-明治30年9月)
第3期: no.1-12(明治30年10月-明治31年9月);号外(明治31年10月)

第一次の計156号分には、筆名含め508名の著者が寄稿されています。計画の推進にあたり、これら掲載記事の権利状況と必要な許諾に関する調査を行った結果、246名の著者は生没年が明らかで著作権保護期間が満了しており、207名の筆名の著者は既に公表後50年以上の経過により保護期間が満了している(法改正前の平成30年12月30日を基準)ことが確認できました。

他方で、残りの55名については、相当な努力を払った権利者調査を経たものの生没年を特定することができず、保護期間の満了が確認できない状態です。本来であれば、著者ならびに著作権継承者の方を特定し、電子化(複製権:著作権法第21条)および電子的公開(公衆送信権:著作権法第23条)について許諾を求めるべきところですが、連絡先を明らかにすることが既に困難であり、公表時期を鑑みると保護期間が満了している可能性も高いと考えられます。以上に鑑みて、その著作も電子的公開の対象として作業を進めさせていただきたく、このような形で公告しご了解をお願いする次第です。

もし、電子的公開にご了解いただけない場合は対象から外しますので、お手数ですが2024年3月31日までに以下問い合わせ先までご連絡ください。期日までにお申し出がない場合、電子的公開をご了解いただけたものとして作業を進めてまいりますが、期日後であっても不都合の旨お申し出があれば、直ちに電子的公開を中止します。

本計画の趣旨をご理解いただき、ご了解くださいますようお願い申し上げます。

<<本件に関するお問合せ先>>
文化推進部連絡先 [email protected]

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