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【柳井イニシアティブ】レコードプロジェクト『におう When We Were Together Inhaling the Same Scent』(11月23日開催)

レコードプロジェクト『におう When We Were Together Inhaling the Same Scent』

匂い、という目には見えないものを、ひとつの場で体験し、言葉にして共有しようとした記憶を、レコードに刻むことができれば。
昨年のレコードプロジェクトに続く第2弾。会場に設置されたレコード旋盤のカッティングヘッドがレコード盤の表面を削り、お二人のトークを直接、その場で、レコードに刻みます。来場者には”匂い”を会場にて配布します。果たして”匂い”はレコードに刻まれるのか。

  • 日時:2023年11月23日(木・祝) 16時~18時[予定](開場15時30分)
  • 会場:早稲田大学小野記念講堂
  • 出演者:小林エリカ、上田麻希
  • 参加:学生、教職員、一般
  • 参加費:どなたでも無料で参加できます。事前登録をするとスムーズにご入場できます。事前登録
    当日直接会場にきていただいても構いません。
  • 主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト

匂いの語源「にほひ」はもともと、ピンクに輝くものや、オーラなども表現する、共感覚的な言葉だった。わたしたちの匂いの体験は古来より、言葉によってのみ紡がれてきたが、言葉にはできない「何か」がそこにはあったはずである。
チラシ

登壇者

小林エリカ(Erika Kobayashi)作家、マンガ家

目に見えないもの、時間や歴史、家族や記憶、声や痕跡を手がかりに、入念なリサーチに基づく史実とフィクションを織り交ぜた作品を制作する。
著書は小説「最後の挨拶 His Last Bow」(講談社)(第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞)、「トリニティ、トリニティ、トリニティ」(第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)、「マダム・キュリーと朝食を」(第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補)(共に集英社)。英語版 「Trinity, Trinity, Trinity」翻訳Brian Bergstrom(Astra House刊)は日米友好基金日本文学翻訳賞 2022-2023(JUSFC)を受賞。他には、”放射能”の科学史を巡るコミック「光の子ども1,2,3」、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした「親愛なるキティーたちへ」(共にリトルモア)など。
主な展覧会は「野鳥の森 1F」(2019年、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、「Omoshirogara」(2022年、MuseumDKM, Duisburg、ドイツ) 、「りんご前線 — Hirosaki Encounters」(2022年、弘前れんが倉庫美術館、青森)「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(2019年、国立新美術館、東京)など。
近年は、音楽家の寺尾紗穂と共にかつての歌われた歌を甦らせる朗読歌劇シリーズの脚本も手掛けている。

上田麻希(Maki Ueda) 嗅覚芸術家

1974年東京生まれ。1999年慶應義塾大学大学院修了。2000年より2011年までオランダ在住。2000年文化庁派遣若手芸術家として、2007年ポーラ財団派遣若手芸術家として、オランダ&ベルギーに滞在。
2005年以来、嗅覚とアートの融合を試み、匂いを素材として作品を制作・発表し、欧米で流行中の嗅覚アート界の先駆者的アーティストのひとりとなる。2009年より定期的にオランダ王立美術学校ArtScience学科などにて教鞭を取り、世界初となる体系的な嗅覚アートの授業を教えている。現在は石垣島を拠点とし、ヨーロッパを中心に世界各地で展示やワークショップを展開する。
2009年、ワールド・テクノロジー・アワード・ファイナリスト。国際的な嗅覚アートアワード Art & Olfaction Awards に、現時点で5回連続ノミネートされている。2022年には大賞である Sadakichi Award 受賞。
現在拠点とする石垣島では嗅覚教育と嗅覚のツーリズムに取り組む。嗅覚と香りの学校主宰(http://www.pepe.okinawa)。
作家オンライン・ポートフォリオ:http://www.ueda.nl/

山根アツシ(Atsushi Yamane)ミキシング、マスタリングエンジニア

2004年より映像・音楽の音源制作を開始。メジャーレコード会社の音源制作、TV・FM 局の番組制作、CM や企業プロモーションビデオ等の制作等やレコーディング、ミックス、マスタリング等を多数手掛ける。2016年にドイツ・ベルリンに活動拠点を移し、主にヨーロッパ のクライアントと共に仕事を行う。2019年6月より再び活動を日本に移し、Altphonic Studio(アルトフォニックスタジオ)をオープン。アナログレコード制作やマスタリングサービスを開始する。23年よりロンドン、アビーロードスタジオで学んだハーフスピードカッティングを日本で実践する国内屈指のエンジニア。
https://www.altphonic.com/

お問合せ

早稲田大学柳井イニシアティブ:[email protected]

Dates
  • 1123

    THU
    2023

Place

小野記念講堂

Tags
Posted

Fri, 10 Nov 2023

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