2020年8月3日から7日までの5日間、オンライン上で国際ドイツ語オリンピックが開催され、日本代表の一人として3年生の小安くんが出場しました。
オリンピックは、当初は7月末から2週間、ドイツで開催される予定でしたが、covid-19感染症拡大の影響を受け、初のオンライン開催となりました。これまでは、100を超える国々の代表がドイツの一都市に集まりドイツ語力を競ってきましたが、今年はどのような大会だったのでしょうか。オンラインという形式を通じて、どのような体験をしたのでしょうか。小安くん自身に伝えてもらいます。
「今年の国際ドイツ語オリンピックは、新型コロナウイルスの影響で、オンライン上での開催となりました。日程は 14 日間から 5 日間に、時差の関係で Ost (東)と West (西)の2グループが別のタイムスケジュールで開催されるなど、例年とは大きく異なる形式で開催されました。開催期間中はZoom やオンラインプラットフォームなどを使い、課題やワークショップを行いました。
ワークショップでは、動画、スライドなど多くのメディアを駆使し、各テーマについてドイツ語を使って学びました。この活動を通して様々なドイツ語特有の表現に触れたことで、ドイツの文化を垣間見ることができ、言語学習の面白さに改めて気づきました。
国際ドイツ語オリンピックを通じて、ドイツや様々な国の文化に触れたことで自分自身も興味をもち、いままでの海の向こうの遠い国というイメージからより身近に感じることができました。それも「世界同時」というデジタル開催だからこそより強く感じることが出来たのかもしれません。また、新型コロナウイルスの影響で、あらゆる面において分断が続いている現状、オンライン上で世界中の国が繋がり、交流できたことは有意義な経験であったと感じています。
最後に、このような状況の中オンラインという新たな形で開催し、私に素晴らしい機会を与えてくださった、Goethe-Institutの方々、早稲田大学高等学院の先生方に感謝します。この経験を生かしこれからのドイツ語学習や学院生活に生かしていきたいと思います。」
国際ドイツ語オリンピックで小安くんが取り組んだ課題など、ドイツ語オリンピックの詳細はGoethe-Institutのウェブサイトに紹介されています。