今回は、本学院の卒業生であり、人間科学部人間情報科学科1年の鈴木翔太さんに「量子コンピュータへの招待ー深遠な世界を知るー」というタイトルでお話いただきました。
鈴木さんは、本庄高等学院在学中に数学科の峰教諭の指導のもと、「高校生にとって量子コンピュータの理解は可能か」というテーマで卒業研究を進めていました。鈴木さんは本庄学院卒業後も、その研究を継続していました。そして、今回、母校での課外講義を担当することになりました。
この講義では、まず量子ビットについて簡単な説明がありました。その後、IBM Quantum Composer を1人1台ずつのパソコンで動かし、量子コンピュータのシミュレーション体験をしました。その後で、量子ビットの数学的な表現について説明があり、さらに電子線バイプリズム実験の紹介がありました。予想に反する形で、電子1個のレベルで波の性質を示すことが示され、参加者も息を飲んでいました。
最後に、関連書籍の紹介もありましたが、聴講者は熱心にメモを取っていて、今後の学びにもつながる内容になりました。