2月13日(木)に課外講義「これがサイエンスだ!」の2024年度第9回講義として、数学科教諭の成瀬政光先生から「複素数で世界を広げる」というタイトルで講義が行われました。
この講義では、1年次に学習する複素数の復習からはじめ、その後、複素数がどのように世界を広げているのか、さまざまな数学的事象をもとに説明していきました。具体的には、代数方程式における複素数の役割、複素数とベクトルとの演算のちがい、オイラーの公式と複素関数、多価関数とリーマン面について説明されました。講義の最後には、複素関数によって不思議な等式が成り立つことや複素数と物理学の関係について、ダイジェストで紹介されました。
受講者は複素数・複素関数の世界に悪戦苦闘していましたが、「複素数とベクトルの結びつきを考えたのが面白かった」、「複素関数の微分積分をやってみたい」という感想をもちました。