1月12日(日)東京大学伊藤国際謝恩ホールで、第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ最終審査会が開催されました(主催 日本政策金融公庫)。5151件の応募作品から高校生ビジネスプラン・ベスト100が選抜され、さらにファイナリスト候補20件が絞り込まれました。その中からトップ10として絞り込まれた作品の最終審査会です。この中からグランプリ1件、準グランプリ1件、審査員特別賞3件が6分のプレゼンテーションと5分の質疑応答を経て選考され、表彰を受けます。
短い6分の間に、必要性、アイデア、現実性、将来性を訴えることは至難ですが、どのチームもよく工夫と訓練がされており、プレゼンレベルは大変高いと感じました。寸劇や映像を駆使しているチームもありました。題材も海環境や農業問題の改善といった世界全体の問題から防災、健康医療、フェアトレード、人間関係など多岐に渡り、審査が難しいことが素人目にも予想されました。その中で、中塚さんはZ世代のECサイトでの買い物において「ワクワク感」を共有できるサイト”qUick”構築について発表し、見事審査員特別賞を受賞しました。
ちなみにグランプリは宮城県農業高等学校の稲作農家の「肥料高騰改善のための新しい稲作方法と肥料開発」、準グランプリは浜松学芸高等学校の「廃校を利用した防災プログラムを体験する修学旅行プラン」、審査員特別賞は熊本県立玉名工業高等学校の「熊本大学が開発した新金属材料を利用した高機能フライパンの制作」と智辯学園和歌山高等学校の「睡眠時無呼吸症候群改善のためのコルセット開発」でした。
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