いい川・いい川づくりワークショップは、日本全国で水環境保護活動に取り組んでいる個人団体が活動を報告し、互いに情報交換をし、啓蒙し合うことを目的に開催されているイベントで、今回で16回目になります。活動内容について、特に特筆されるべき個人団体に対し、グランプリ、準グランプリおよび特別賞3本が与えられます。今年は、石川県白山市金城大学を会場に開催されました(主催:いい川・いい川づくりワークショップ実行委員会、後援:国土交通省、白山市、小松市、七尾市、白山手取川ジオパーク推進協議会、白山ユネスコエコパーク協議会、白山市教育委員会)。本庄学院河川研究班(川研)は、第9回から参加しています(コロナ禍・試験期間のため参加しない年度あり)。

会場の金城大学
今年は、3年生のメンバー4名が参加し、川研の活動を報告しました。例年全国から30チームが選抜されますが、おりしも能登水害の影響で参加できなくなったチームがあり、計29チームが集いました。小学生から大人まで幅広い層の参加がこの会の特徴です。

全体会のプレゼンテーション
初日である9月28日(土)は3分間のプレゼンと5チームの分科会に分かれてのテーブル選考が行われました。各分科会から2チーム選考され、翌日の2次選考に望みます。また選考にもれたチームから、翌9月29日(日)朝のポスターセッションにより7チームが復活選考されます。

テーブル選考の様子
計2次選考に残った19チームが再度、自分の活動を3分間プレゼンし、審査員による全体選考で8チームに絞り、最終選考に望みます。ここでグランプリ・準グランプリと3賞が決定されます。3賞は全参加者が対象となります。
今年度は、グランプリが滋賀県米川における活動、準グランプリが長野県天竜川における活動と川研の埼玉県小山川・元小山川における活動となりました。川研の活動は、小学生たちとの2009年から続く河川調査の長い継続、本庄市内河川に住む生物図鑑の作成と頒布、市民シンポジウム開催による広報活動の継続と4名の生徒のプレゼン力が評価されました。

表彰式の様子
この間、川研の活動をバックアップして下さった早稲田国際リサーチパーク、連携活動を行っている藤田小学校の皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。また、この会の中で、環境DNAによる新たな活動方向が見つかったことは川研の次の活動に向けて収穫でした。

最終選考会における議論の様子を描いたホワイトボード(右下隅が本庄学院)