11月17日(金)に数学科教諭の羽田一郎先生による「超実数は超すごい!―超準解析への誘い―」が実施されました。
極限の計算のよくある間違いや極限計算をもっと直観的にしたいというモチベーションにより本講義の導入がなされました。
その後、超準解析の公理、超実数の構成、無限大・無限小に関する議論や関数の連続性を超準解析によって証明するなどの例示がなされました。
中には、羽田先生と超準解析との出会いやこれまでの研究の道のりといった裏話もあり、受講者(特に参加した教員)はこの点についても、たいへん興味深く聞いていました。
生徒たちは頭をフル回転させながら聴いており、「∞-∞を計算していた張本人だったので、序盤から気を引き締めて聞いていた」、「(超準解析を用いた計算により)自分が普段すごく時間をかけて証明していたものが一瞬で証明されていてショックだった」といった感想が寄せられました。