10月20日(金)に課外講義「これがサイエンスだ!」の2023年度第6回講義が開催されました。
従来、この課外講義は教員が担当していますが、今回は数学科の峰教諭の指導のもと、「高校生にとって量子コンピュータの理解は可能か」というテーマで卒業論文を執筆中の3年生の鈴木翔太さんが講義の大部分を担当しました。今回の特別講義は、鈴木さんの授業実践を兼ねて行われています。
この講義では、まずミクロな世界の不思議な性質について紹介がありました。特に、電子が波動性を示す実験の例(2重スリット実験)が示されました。
その後、量子コンピュータの数理について、ベクトルと行列の紹介も含めながら、詳しい説明がありました。
聴講者からは「状態の重ね合わせとはどのようなものか」「なぜ計算が早くなることがあるのか」など多くの質問が寄せられ、質疑応答の時間も盛況となりました。