7月17日(日)10時より、市民総合大学「100万年前の虫を探そう」が開催されました。この催しは本庄市が主催する、市民の生涯教育を目的としたプログラムです。例年、ジュニアコースとして子供向けに開催したものを本庄学院が担当していましたが、今年度より年齢を問わないこととなりました。受講生は大人の方1名に5名の小学生でした。
授業の目的は、マダガスカル産のコハク(正確にはコパル)を磨いて、その中に入っている虫を実体顕微鏡で観察することです。今までは、未精製のコパルが簡単に入手できたのですが、最近は枯渇しているらしく、入手が極めて困難になっています。この日は、コハクがどうやってできるのか、どうして中に虫が入るのかについて説明した後、水ヤスリを使って磨きにチャレンジしました。最初、水ヤスリの使い方に慣れるため、テレビ石を磨くことを体験してもらいました。その後、実際に400#、800#、1200#、2000#のヤスリを使い、コパルを磨きました。コンパウンドでつやを出した後、実体顕微鏡で、中に含まれている虫を確認しました。