本年7月13日~16日にかけて韓国テジョン市にあるセロナム・クリスチャン・スクール(以下SCS)で開催された学術交流「STAR 2026」に学院生12名と引率教師2名が参加しました。SCSと本学院はMOUを締結しており、相互訪問による学術交流を継続しています。
1.オンラインミーティング
Zoomにて月に一回のオンラインミーティングが研修前に行われました。ミーティングではSCSから4グループと本校から3グループの合計7グループのチームに分かれ、SDGsの17の目標から一つを選び研究計画や結果を共有しました。初回のミーティングは5月に行われ自己紹介を行いました。その時にはまだ両校の間にぎこちなさがありました。しかし数を重ねるうちに、雑談などを交えることで少しずつ打ち解けていきました。最後の7月に行われたミーティングでは「朝食では何を食べたい?」などホームステイを受け入れてくれる相手の計らいを感じ、研修に対しての期待がいっそう膨らみました。
(3年 リーダー 福井)

2.ホテル滞在(研修前日)
今回の韓国研修ではプログラム開始の一日前に現地に向かいました。空港ではSCSの先生方が温かく迎えてくださり、バスでホテルまで送迎してくださいました。バスの中ではバナナジュースやアーモンドのお菓子など、韓国のおもてなしを受け、出発前に抱いていた緊張や不安は次第にこれから始まる研修への期待へと変わっていきました。ホテル到着後は、近くのショッピングモールへ向かい、韓国料理店で夕食をいただきました。大人数での利用だったため入店できる店舗が限られていましたが、お店の方が広い部屋を用意してくださったほか、近くにいた日本語を話せるお客さんが通訳を買って出てくださるなど、多くの方々の親切に支えられました。言葉や国籍の違いを越えて温かく接してくださる韓国の方々の優しさに触れ、心が温まりました。ホテルに戻ってからは、翌日の論文発表や文化交流発表の最終確認を行いました。また、翌日初めて会うバディとの交流に胸を躍らせながら、それぞれが研修への思いを新たにし、充実した一日を終えました。
(2年 小宮山)

3.学校到着~歓迎会・施設見学
SCSに着くと、大きな拍手で私たちを温かく迎えてくれました。その時に、バディの友達が私の名前を呼んで声をかけてくれたことがとても嬉しく、印象に残っています。自己紹介の後は、小中学校の生徒のパフォーマンスを見て、その後施設見学をしました。SCSは地下4階から11階まであり、日本の高校とは雰囲気が違うことに驚かされました。小学校の図書館は、寝るスペースや多くのソファがあり、生徒にとって快適な環境が作られているところも印象的でした。初めは緊張してうまく話せていなかった私たちもいろいろなことを話しながら施設を回ることで仲を深め、施設見学が終わる頃にはすっかり打ち解けていました。
(1年 小菅)

4.ホームステイ
韓国での4泊のうち3泊はSCSの生徒宅でホームステイを行いました。一日のプログラムが終わり解散後に時間があった日は、SCSの友達と近所に出かけました。徒歩で繁華街に行き、SCSの生徒行きつけのお店でコスメやお菓子を買いました。また、韓国プリクラを撮ったりスーパーに入って韓国の日常的な食生活についてもバディに教えてもらいました。その中でも最も印象的だったのは、ボードゲームカフェに行ったことです。日本では馴染みない場所でしたが、ドリンクを飲みながらジェンガやUNOを楽しみました。
英語に苦手意識があったためホームステイはとても不安だったのを覚えています。しかし、自分が伝えようとしていることをバディが優しく汲み取ってくれました。そのおかげで、心に深く残る思い出となりました。
(2年 矢野)

5.ソウルフィールドワーク(螺鈿細工•HIKR GROUND)
3日目は朝早くに学校に集合し、バスに2時間ほど乗って首都ソウルで研修を行いました。
最初はソウルカルチャーラウンジという場所で螺鈿細工の体験をしました。あまり時間がない中、各々が綺麗な作品を完成させることができ、また待ち時間には併設されたカラオケフォトボックスで日韓それぞれの歌を楽しみました。
その後は、HIKR GROUNDという文化施設に行きました。そこではK-Popや芸術展示など私たち日本の若者に親しみ深い文化を体験することができ、一緒にK-Popのダンスを踊るなど、文化体験を通してとても楽しい時間を過ごすことができました。
(3年 細井)

6.ソウルフィールドワーク(国立中央博物館・韓服)
ソウルでは、国立中央博物館にも訪れました。館内には韓国の歴史や文化に関する多くの展示があり、日本とは異なる文化や価値観に触れることができました。また、実際に展示を見ながら説明を聞くことで、韓国の歴史についてより深く知ることができ、とても興味深く感じました。
その後は韓服を着用し、韓国の伝統文化を体験しました。普段着ることのない韓服は色鮮やかで美しく、実際に着て過ごすことで韓国の文化をより身近に感じることができました。韓服姿で写真を撮ったり、街並みを歩いたりした時間は、今回の研修の中でも特に思い出に残る体験となりました。
今回の見学や韓服体験を通して、歴史や文化について実際に現地で見て、体験することの大切さを改めて実感しました。日本では味わうことのできない貴重な経験ができ、韓国への理解をさらに深めることができました。
(1年 渡辺)

7.学術発表会(フォーラム)
3日目は、学術発表会がありました。SCSとの学術交流はSDGsがテーマになっています。事前にグループで何度も調査や発表練習を重ね、本番に臨みました。本番では多くの人の前で発表することに緊張しましたが、練習の成果を発揮し、落ち着いてプレゼンを行うことができました。また、質疑応答もスムーズに進めることができ、準備の大切さを改めて実感しました。他の班の発表では、さまざまな社会問題やSDGsについて異なる視点から考えられており、自分たちにはなかった考え方を学ぶことができました。発表内容だけでなく、スライドの構成や話し方、発表方法なども工夫されており、聞き手に分かりやすく伝える、説得力のあるプレゼンの重要性を感じました。
今回の学術発表会を通して、情報を集めて分析し、自分たちの考えをまとめて発表する力の大切さを学びました。また、国際的な視点を持って社会課題について考えることの重要性を改めて感じました。
(1年 吉村)

8.文化学習(Korean Culture Class)
Korean Culture Classでは、韓国の生徒3人が先生となりスライドを使って韓国の文化について紹介してくれました。韓国と日本の食文化の違いや挨拶の違い、韓国の伝統的な遊びについて学ぶことができ、とても興味深かったです。特に印象に残ったのは、韓国の伝統的な遊びであるコンギノリです。以前から映像などで見たことはありましたが、実際にやってみると想像していたよりも難しく、思うようにできませんでした。しかし、韓国の生徒たちは幼い頃から遊び慣れていることもあり、とても上手に遊んでいて驚きました。実際に体験しながら学ぶことで、韓国の文化をより身近に感じることができました。この授業を通して、日本と韓国の文化には違いだけでなく共通点もあることを知り、とても貴重な経験になりました。
(1年 小林)

9.スポーツ交流
渡韓4日目には、現地の高校生たちとスポーツ交流を行いました。プログラムは「イカゲーム」をモチーフにした、だるまさんがころんだや型抜き、障害物リレー、そして構造物作りなど遊び心にあふれた内容でした。最初は言葉の壁やルールの理解に戸惑う場面もありましたが、韓国の生徒たちが繰り返し丁寧に説明してくれるおかげで、すぐにチームの輪に溶け込むことができました。
特に印象に残っているのは、紙のタワー作りの勝負です。私たちは中途半端な構造物になってしまったものの、他チームがより高いものを目指して次々と崩壊していく中で、なんとか片手間に勝利を収めるという展開に、思わずみんなで大笑いしたことは忘れられません。型抜きの素材であるカルメ焼きは、砂糖の塊ということもあり、あまりの甘さに驚きました。食べ終わったあともずっと歯に詰まっているのが気になったという体験もしました。真剣な競技性と笑いの絶えない交流。この両方があるからこそ、互いの文化や人間性を深く理解できたのだと感じています。最高に”Exciting”な、忘れられない研修になりました。
(2年 金子)

10.調理実習
4日目には、調理実習も行いました。4~5人のグループに分かれ、韓国の伝統料理であるトッポッキとピビンバを作りました。調理を通してグループのメンバーとコミュニケーションを取り、親睦を深めることができました。また、講師の方が日本語でも説明してくださったことが印象に残っています。特に、コチュジャンを使った甘辛いソースでトッポッキを作ったことが印象的でした。完成した料理は食堂で食べました。トッポッキは辛かったですが、クセになる美味しさでした。
(2年 山名)

11.所感発表会•文化交流・閉講式
両校の生徒代表による所感発表では、初日の緊張した様子から、ホームステイ活動やアクテイビティにより築かれた友情を実感し、涙ぐむ場面もありました。
文化交流では、私たち本庄学院チームが「かわいいだけじゃだめですか?」と「ソーラン節」を披露し、SCSは団体ダンスを披露してくださいました。SCSの生徒たちはダンスを表現することに対して前向きで楽しんでいるように見えました。これはSCS初等部からの本格的な音楽教育や学校のバンドで一人一人が楽器に触れるという教育の賜物なのだと思います。
また、私たちの発表の際に大きな歓声や拍手で盛り上げてくださいました。日本では盛り上げるなど目立つことをすると影で笑われてしまわないかと感じることもありますが、そこにはありませんでした。日本でも互いの挑戦を称え合う姿勢、表現することを楽しむ文化を大切にしていきたいと感じるきっかけとなりました。
(2年 佐藤)

12おわりに
韓国へ向かうときのスーツケースには、不安がたくさん詰まっていました。しかし帰国するときには、その代わりにたくさんのお土産と一生の親友とかけがえのない思い出が詰まっていました。一緒に学び、運動し、知恵を絞りあったこの経験は私の宝物です。また、完璧な英語でなくても話すことを諦めず、伝えようとする気持ちがあれば相手と心を通わせられるということも実感出来ました。このような貴重な経験ができたのは、準備から当日まで支えてくださった先生方、SCSの皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。この経験を大切にし、これからも英語を学び、多くの人との出会いを大切にしていきたいと思います。
(3年 柴崎)





