Waseda University Library早稲田大学図書館

〈学部生向け〉 レポート・論文作成に役立つ資料の探し方

目次※下記の目次から各パートにジャンプします。

1.はじめに

2.レポート・論文作成の基本

3.図書の探し方

4.雑誌記事・学術論文の探し方

5.新聞記事の探し方

6.探し方のコツ

7.学内外資料の取り寄せ(ILLサービス)

8.さいごに

 

1.はじめに 

本ページは、主に学部生がレポート・論文作成に必要となる基礎的な文献探索スキルを習得し、早稲田大学図書館を活用できるようになることを目的としています。資料の種別ごとに、「図書」、「雑誌記事・学術論文」、「新聞記事」の探し方についてお伝えします。是非、ご自身の学習・研究に役立ててください。

2.レポート・論文作成の基本

大学で作成するレポート・論文は、自身が知りたいテーマについての先行研究(先んじて発表された研究)を理解し、客観的な根拠を用いて自分の論を展開していくことが求められます。

◎レポート・論文を書くためのプロセス

レポートを作成するプロセスや自身が持つ分野の知識の多さによって、必要とする情報は違ってきます。下図はレポートを書くためのプロセスの一例です。

スライド2

 

このプロセスでは、「③文献を読んで背景・用語を正しく理解する」、「⑤設定したテーマについての『先行研究』を探す」の2つの部分で情報を収集する必要があることがわかります。まだ、レポート・論文作成に慣れていないうちは、どのような手順でレポートを作成するか書き出してみるのも良いでしょう。

◎媒体(メディア)によって異なる情報の性質

しかし、先行研究や客観的な根拠といった情報が載っている媒体は、文献に限らず、テレビやラジオ、インターネットなど多様化しており、正確な情報を得ることが難しくなってきています。

では、どのように情報を使い分け、レポート・論文を作成していくべきでしょうか。そのヒントとなるのが、情報が載る媒体(メディア)を時間の流れごとに並べた下の図です。
スライド3

研究成果は、まず論文の形で発表され、その後、研究書として図書になります。最新の出来事であるほど、研究成果が図書のようにまとまっておらず、マスメディアやインターネットにしか情報が載っていないことがあります。

また、注意すべき点は、速報性がある情報は時事性が高い反面、内容が不確実であったり、根拠が不明確な場合があります。レポート・論文を作成する時は、インターネットやマスメディアの情報はよく吟味しましょう。

こうしたメディアごとの特徴を踏まえて、自分の知りたい情報を正確に、かつ効率的に手に入れましょう。

3.図書の探し方

下の図は、図書の特徴と調べる手順をまとめたものです。

スライド4

★調べる手順★

◎学術情報検索

図書を調べる手順に入る前に、早稲田大学の文献検索データベースのプラット フォームである、学術情報検索のページについて説明します。学術情報検索には、学習・研究に役立つデータベースが集約されています。紙の資料だけでなく、 電子書籍や電子ジャーナルを検索し、閲覧することもできます。

早稲田大学図書館ホームページ>「資料の検索(Search & Finds)」>学術情報検索 からアクセスできます。スライド11

①WINEで早稲田大学にあるか調べる

WINEとは、早稲田大学図書館の蔵書を検索できるシステムです。

学術情報検索>蔵書検索WINEからアクセスできます。

これがWINEの画面です。

スライド6

画面の左側を見ると、「タイトル」や「キーワード」、「著者名等検索」といった各種の検索窓があります。これらの検索メニューはどのように使用するのでしょうか。

タイトル検索(読みたい本が特定されている時)

読みたい本のタイトルが特定されている場合に使います。タイトル検索は、入力した言葉で始まるタイトルの本を探す(前方一致検索)ので、読みたい本のタイトルがはっきりと分かっているときに便利です。

スライド7

キーワード検索(手がかりとなる本が定まっていない時)

探したい本のテーマは決まっているが、特定の分野の本が決まっていない時に使用するのが、キーワード検索です。タイトル検索が前方一致検索であるのに対して、キーワード検索は入力した言葉を含む本を検索するので、自分のテーマに合致する図書を見つけたい時に便利です。キーワードを2単語以上同時に検索する場合は、間に「and」を忘れずに入力してください。

例)「選挙andアメリカ」

スライド8

所蔵情報の見方

WINEで検索をかけると、本の一覧の画面に移ります。(今回は、キーワード検索で「選挙andアメリカ」と入力しました。)本の一覧から、読みたい本をクリックするとその本の詳細情報の画面が現れます。スライド9

スライド10

詳細画面を見ると、上の段にタイトルや出版事項が出ています。論文やレポートで参考文献を挙げるときには「タイトル・著者名・出版者・出版年」の情報を書く必要があるので、必ずメモしましょう。

次に、本がどこにあるのかを示す情報が枠の中に記載されています。「配架場所」と「請求記号」は、その本がどの図書館のどの棚にあるかを示しています。本を探すときは、請求記号もメモするようにしましょう。「現況」は今その本が棚にあるのか、または貸出中なのかがわかります。

 

★キーポイント:件名とキーワードの違いについて説明します。件名とは、本のテーマのタグのようなものです。例えば、Facebookについて書かれた本だと件名は「ソーシャルネットワーキングサービス」、お菓子作りについて書かれた本だと件名は「料理」になるでしょう。

キーワード検索はキーワードに少しでも関係のあるものが膨大に表示されてしまう反面、件名検索は、本のテーマから検索することができるので、目的の本に素早く辿り着くことができます。検索に慣れてきたら、「件名検索」で本を探すのもおすすめです。

 

②KOSMOSで慶應義塾大学にあるか調べる

KOSMOSとは、慶應義塾大学図書館の蔵書検索システムです。早稲田大学に読みたい本がない場合は、一度KOSMOSで検索してみましょう。早稲田大学と慶應義塾大学の図書館は協定を結んでおり、IDカード(学生証または教職員証)だけでお互いの図書館に入館できます。※詳しくは図書館協定校の図書館利用

KOSMOSには、学術情報検索のページ>おすすめのデータベース>「図書を探す」3.図書(慶應義塾大学):KOSMOSからアクセスできます。スライド12

KOSMOSは、WINEのように検索窓が分かれておらず、統一検索窓にタイトルやキーワードを入力して検索できるようになっています。注意書きをよく読んで使いましょう。

③CiNii Booksで日本の大学・機関にないか調べる

CiNii Booksとは、日本国内の大学図書館等の所蔵を調べることができるデータベースです。

 

CiNii Booksには、学術情報検索のページ>おすすめのデータベース>「図書を探す」>1.図書(国内の大学図書館):CiNii Booksからアクセスできます。

 CiNii Booksの調べ方 

この白地に青帯のページがCiNii Booksです。中央にある検索窓に、キーワードやタイトルを入力することができます。スライド13

検索窓に、「選挙 アメリカ」と入力して検索すると、本の一覧画面に移ります。スライド14

「トランプ革命で復活するアメリカ:日本はどうするべきか」をクリックします。すると、その本の詳細情報のページに移動します。スライド15

データを開くと、WINEと同じように上部に本の基本情報が掲載されています。下部には、その本が、どの大学図書館に所蔵されているかが書いてあります。

国内に所蔵が確認できれば、現物や複写物の取り寄せを行うか、または直接訪問することで資料を利用することができます。利用方法については※資料の取り寄せ(学内者対象) を確認、または図書館スタッフまでお気軽にご相談ください。

★キーポイント:早稲田と慶應の図書はCiNiiBooksでは探すことができないので、まずはWINEとKOSMOSを検索しましょう。

 

4.雑誌記事・学術論文の探し方

下の図は、雑誌記事・学術論文の特徴と調べ方をまとめたものです。

スライド16

 スライド17

 

★調べる手順★

 ①CiNii Articlesで記事・論文を調べる

CiNii Articlesとは、日本語の学術論文を検索できる日本最大のデータベースです。CiNii Articlesには、学術情報検索ページ>おすすめのデータベース>「学術論文を探す」>5.学術論文・雑誌記事(国内):CiNii Articlesからアクセスできます。

★キーポイント:英語の論文を調べたい場合は、「Web of Science」がおすすめです。Web of Scienceは自然・社会・人文科学分野の学術論文を検索することができます。〈大学院生向け〉研究に役立つ論文の探し方では、英語論文の検索方法についても紹介していますので、チェックしてみてください。

CiNii Articlesの調べ方

この白地に緑帯のページがCiNii Articlesです。中央の検索窓から、キーワードやタイトルを入力して検索します。スライド19

検索窓に「金融緩和␣課題」と入力してみましょう。(␣はスペース)

「マイナス金利付き量的・質的金融緩和とは何か : 置き去りにされた日本経済の長期的課題 (特集 アベノミクス破綻)」をクリックします。すると、その詳細情報が載ったページに移動します。スライド21

このような論文の詳細画面が表示されます。上部に論文のタイトルと著者名、下部に収録刊行物として、この論文が掲載されている雑誌名、巻号、ページ数、出版年、出版社が書いてあります。収録刊行物の情報からこの論文の掲載雑誌名は『世界』、巻号は880号、ページ数は92-100、2016年4月に出版され、岩波書店が出版したことが分かります。

図書と同じように、この情報は論文やレポートで参考文献を挙げるときや、再度この論文を探すときに必要になるので必ずメモしましょう。

 

②WINEで記事・論文を収録している雑誌を調べるスライド22

では、CiNii Articlesの情報をもとにWINEで雑誌を検索します。

WINEでは、「論文名」ではなく「雑誌名」でのみ検索することができます。WINEの画面を新しく開き、「タイトル検索」で「雑誌名」を検索するのも一つの手段ですが、CiNii Articlesには便利なリンクがあります。それは、中央部分「この論文をさがす」にある「ISSNで早大図書館目録(WINE)を検索」です。ISSN(International Standard Serial Number:国際標準逐次刊行物番号)とは、雑誌を番号で識別する固有の番号です。この固有番号をもとにWINEで雑誌を検索してくれるボタンが「ISSNで早大図書館目録(WINE)を検索」です。

このボタンをクリックすると以下のページが表示されます。スライド23

探している論文は雑誌『世界』に掲載されているので1番目の『世界』をクリックします。すると雑誌情報のページに移動します。スライド24

このページで注目するべき部分は、太枠の中の情報です。図書館では刊行されてある程度時間の経った雑誌について、保存のために、雑誌を数冊合わせて製本し直しています。製本された雑誌は、中央図書館3階バックナンバー書庫に保存されており、その情報はWINE画面の一番下に、上の写真のように表示されます。探している論文は「2016年4月に発行された雑誌『世 界』の880号、92-100ページ」に掲載されているものです。つまり、論文が収録されている号は、発行されて1年以上経ったので「中央3F雑誌(バッ クナンバー書庫)」にあることが分かります。

一方で、発行されてから比較的新しい雑誌は、雑誌フロアにあります。太枠の中を見てみると「種別」の部分に「未製本分は3階雑誌フロア(鳩の巣書架)」とあります。未製本で雑誌フロアにある号は太枠の一番下にある「最新の受入」で確認することができます。

スライド34

 

参考文献リストの見方

 雑誌論文を探すときには、探している論文がなんという雑誌に載っているか、正しく把握する必要があります。また、図書や雑誌は、巻末に参考文献が一覧で掲載されていることが多いです。参考文献の読み方を理解することで、資料探しがぐっと楽になります。例えば、掲載された論文は以下のように表されます。

「著者名.論文名.誌名.出版年,巻数(号数),開始ページ-終了ページ」

5.新聞記事の探し方

下の図は、新聞記事の特徴と調べる手順をまとめたものです。スライド25

 

★調べる手順★

原紙を探す場合スライド26

 

紙の新聞を閲覧したい場合は、WINEから検索しましょう。雑誌と同じように、新しいものは中央図書館3階新聞コーナーに、時間が経過したものはバックナンバー書庫に保管しています(場合によっては縮刷版になります)。

また、WINE画面の右上に、「新聞一覧(継続受入)」のリンクがあります。これが「早稲田大学継続受入新聞目録」です。このリンクから、どのような新聞を受け入れているのかを確認することができます。

データベースから新聞記事を探す場合

日本の主要紙については新聞社ごとに記事検索データベースがあります。アクセスする方法は2つあります。一つ目は学術情報検索ページの「おすすめのデータベース」からアクセスする方法です。

スライド27

2つ目の方法は、学術情報検索ページの左側にある「リサーチNAVI」からアクセスすることです。スライド29

「リサーチNAVI」には、日本の主要新聞社だけでなく、海外の新聞についても詳しい解説が載っています。ぜひ参照してみてください。

各新聞社のデータベースの検索方法はとてもシンプルです。検索窓に記事タイトルのキーワードを入力して検索できます。データベースによっては、過去の記事を扱っていたり、その日の朝刊など最新の記事を扱っているものもあります。

※新聞データベースには同時に利用できる人数に制限があります。データベースを使用し終わったら、必ずログアウトしましょう。

6.探し方のコツ

WINE やCiNii等のデータベースで資料を検索する際、思うような検索結果が得られないことがあります。その時に実践してほしい検索のコツを3つ紹介します。

検索語の言い換え

検索語を言い換えると、検索結果も異なります。良い検索結果が得られない場合は視点を変えて検索語を変更してみましょう。

代表的な検索語の言い換えの例として、「同義語」と「語の広さを変えること」を挙げることができます。スライド30

 

AND(アンド)検索

→AND検索は、2つ以上の単語を含む情報を検索する場合に使用します。検索システムによっては、スペースの代わりに”and”や”&”の文字を入力する必要があるので、データーベースを使用する前に注意事項を確認しましょう。

一番身近でAND検索を使用するデータベースとして「WINE」を挙げることができます。スライド30

 

 「芋づる式」に探す

1)文献を芋づる式に探す。

自分が調べている研究テーマに合致する資料を1冊でも見つけたら、その著者が書いた他の本や、論文を探してみましょう。その研究内容を専門にしている著者であれば、他にもレポート作成に有用な文献を書いている可能性が高いです。また、本や論文の末尾には「参考文献」が掲載されています。執筆にあたって著者が参照した文献が載っているので、レポート作成に役立ちそうな文献を収集してみましょう。

2)キーワードを芋づる式に探す。

資料を読んでいて見つけた新しいキーワードがあれば、再度検索をするのもおすすめです。新しいキーワードを見つけることで。検索の幅が広がります。

7.学内外資料の取り寄せ(ILLサービス)

スライド19

学内では所沢図書館と中央図書館のような遠くにある図書館同士、あるいは学外の大学図書館と早稲田大学図書館の間で、お互いに図書を貸したり、論文のコピーを送ったりするサービスです。ぜひ活用してください。

MyWasedaから申し込まれる場合はMyWaseda>「研究」>「図書館申請フォーム」からお申し込みください。

また各図書館カウンターでも申込みができます。詳しくは図書館ホームページのサービスの部分に説明があります。

8.さいごに

◎学外でも電子資料を使いたい場合

ここまで、図書・雑誌論文・新聞記事について説明しましたが、大学が契約しているデータベースは早稲田大学の「学内ネットワーク」からのみ利用できます。よって、自宅など学外からアクセスしたい場合は次の手順が必要となります。

まず、学術情報検索ページ左上にある「学外アクセスへログイン」をクリックします。スライド32

すると、以下のページに移動します。EZproxy1をクリックします。スライド22

最後に、以下のページに移動するので、「入力時の注意点」を確認し、IDとパスワードを入力したら学外アクセスにログインします。スライド35

※利用終了後は、学外アクセスからログアウトしましょう。

◎中央図書館レファレンスサービス

ここまで、「資料の探し方」についてお話してきましたが、実際に試してみると資料がうまく見つからなかったり、データベースの使い方が分からなかったりすると思います。その時は、ぜひ図書館の職員にご相談ください。

スライド表置換2

 

MyWasedaから申し込みたい場合はMyWaseda>「研究」のタブ>右上から2番目の「図書館申請フォーム」からお申し込みください。※図書館申請フォームはオンラインレファレンスだけでなく、各種資料の申込みも受け付けています。詳しくはオンライン申込みをご確認ください。

 

対面でのご相談は、中央図書館2階レファレンスカウンターまでお越しください。

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本ページで使用した画像は早稲田大学図書館、国立情報科学研究所、クラリベイト・アナリティクス社の許可を得て掲載したものです。図書館内あるい は図書館資料・データベースを許可なく撮影すること、インターネットへの掲載は厳禁です。またこれらの画像の無断転用を禁じます。

以上

 

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