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文化装置としての『源氏物語』―九曜文庫を中心に―

  • 期間 : 2016年05月13日(金)~2016年05月28日(土)598
  • 会場:早稲田大学26号館大隈タワー10階125記念室
  • 時間:10:00~18:00
  • 閉室:5月15日(日)
  • 主催:中古文学会、早稲田大学図書館
  • 協力:早稲田大学文化推進部文化企画課
 『源氏物語』は、成立から現在までの千年間、いろいろな装置として働いてきました。たとえば婦女子の教育書として、和歌・連歌作成の必携書として、多種多様な場面における教育装置として。たとえば権力者に権威を付与する政治的装置として。たとえば女性カタログ、男性カタログのような形で、あるいは「平安」なるものを知るための文化装置として。このような文化装置としての『源氏物語』関連の諸作品を九曜文庫を中心に見ていきます。
九曜文庫はもともと源氏物語研究で大きな成果をあげている中野幸一先生(早稲田大学名誉教授)が個人で蒐集された膨大なコレクションですが、そのうち源氏物語を中心とした資料が、先生のご厚意により早稲田大学図書館の所蔵となったものです。
なお、便宜上、「注釈」「本文」「絵画」などテーマごとにセクションを分けましたが、たとえば『首書源氏物語』や『湖月抄』は注釈としても見逃せませんし、『絵入源氏物語』などの版本挿絵や『偐紫田舎源氏』由来の源氏絵は、描かれた『源氏物語』の重要な部分を形成します。それぞれのセクションがテーマを越えて流動する様を想像していただきたいと思います。

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