2022年12月1日、早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センターが設立されました
早稲田大学は、カーボンニュートラルに寄与する教育研究領域における先進的な取り組みを通じて、SDGsの理念のもと、これらの知見を統合して新たな世界価値を創造するために、2021年11月1日、Waseda Carbon Net Zero Challengeを宣言しました。カーボンニュートラル社会の実現には、理工系を中心とするテクノロジー分野だけではなく、人文学、社会科学、総合・新領域系に至る総合知(convergence of knowledge)が求められます。環境・社会・経済などの複合的な視点から、あらゆる国の社会問題と世界規模の自然環境問題を同時に解決していかなければなりません。早稲田大学は、このたび、総合大学としての強みをいかして、文理の枠組みを超えた研究力を結集し、世界のSDGs達成に向けたカーボンニュートラルの実現を目指す「カーボンニュートラル社会研究教育センター(WCANS)」を設置しました。
-有能な学生を輩出して未来の人類社会に貢献し、
さらには、実社会で活躍する人材が
教育や産学連携で再び早稲田大学に知見を還元する-
カーボンニュートラル社会研究教育センターは、このエコシステムの構築と本学のサステナビリティを高め、教育と研究のシナジーを創出していきます。
カーボンニュートラル社会研究教育センターは、カーボンニュートラル宣言を受けて、これを達成するために、トップレベル教員による最先端研究、博士人材の育成、社会貢献を重点的に推進するための拠点として設置されました。カーボンニュートラル拠点を基盤として研究者を集結させ、研究機構や附置研究所等の組織と連携しながら、TOP研究者にはインセンティブを付与することで、さらなる持続可能でアクティブな組織とします。センター設置により、各学術院の研究教育力のさらなる活性化も期待されています。
センターの事業内容は、以下のとおり。
日時 | 内容 |
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2021.11.1 | カーボンニュートラル宣言(Net Zero Challenge) |
2022.12.1 | カーボンニュートラル社会研究教育センター設立 |
2022.12.13 | 東京電力HDとカーボンニュートラル社会の実現に向けた包括連携に関する基本協定を締結 |
2023.1.13 | 寄付チェア制度導入 高額寄付を基金として投資運用し、その利息を用いて永続的に優れた教員雇用を可能とする制度の導入 |
2023.1.24 | JX金属と寄付チェア制度に関する契約締結 |
2023.4.1 | TOPレベルPIへのインセンティブ付与を実施 |
2023.4.1 | 2022年7月締結のサーキュラーパーク九州事業の包括協定に基づき、薩摩川内市との連携開始 |
2023.4.17 | 熊本県とカーボンニュートラル社会の実現に向けた包括連携に関する基本協定を締結 |
2023.7.27 | 康師傅グループと寄付チェア制度に関する契約締結 |
2023.9.21 | 寄付チェア教員(JX金属寄付チェア)着任 |
2023.10.19 | タカハタプレシジョン株式会社と寄付チェア制度に関する契約締結 |
2023.11.8 | 三菱電機とサステナビリティ社会の実現に向けた包括連携に関する基本協定を締結 |
2024.3.14 | 清水建設とカーボンニュートラル社会の実現に向けた包括連携に関する基本協定を締結 |
2024.4.1 | カーボンニュートラル副専攻開始 |
2024.9.21 | 寄付チェア教員(康師傅寄付チェア)着任 |
2024.10.10 | 島津製作所とカーボンニュートラル社会の実現やウェルビーイングに向けた包括連携に関する基本協定を締結 |
2024.12.13 | 日建設計およびUR都市機構とカーボンニュートラル社会の実現に向けた協定を締結 |
2025.5.9 | 関西電力とカーボンニュートラル社会の早期実現と地域コミュニティの課題解決に向けた包括連携に関する基本協定を締結 |