東京都×WAVOC 中高生ボランティアプログラム活動報告 vol.6
9月5日(水)、中高生ボランティアプログラムの一環で、「学生団体SPW」が北区立稲付中学校に訪問し、3年2組の生徒31名に対してボランティアに関する授業を行いました。
中高生ボランティアプログラムとは、東京オリンピック・パラリンピック2020に向け、都内の中高生のボランティアマインドを醸成するために東京都と早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)が連携して始めた取り組みです。様々なボランティア活動を行っている早稲田大学の学生ボランティア団体が直接中学校・高校を訪問し、生徒達にプレゼン授業を行います。
今回授業を行った学生団体SPWは、「Share Playing Sports around the world」を団体名の由来とし、世界中の子ども達にスポーツの楽しさを伝え、共有することを理念としています。そして実際の活動では、主に国内外の小学校でスポーツイベントを開催するなど、様々なスポーツを通して子どもたちと触れ合ったり、時には海外の小学校の運動用具の寄付も行っています。
授業では、SPWが実際に行っている活動や意義に加え、なぜ大学生になってボランテイア活動をすることを選んだのか、ボランティア活動の魅力は何かということを中心にお話し、とりわけ、「ボランティアはやらされるものではなく、楽しんで行うもの」ということを伝えるプレゼンを行いました。生徒達はプレゼンを聞く中で、①「ボランティアにはどのような種類があるのか」、②「何故SPWの学生はボランティアをしようと思ったのか」、③「自分にできるボランティアは何か」という3つの問いを与えられ、グループで意見交換を行いました。
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■特別授業を行った学生の感想
学生団体SPW
スポーツ科学部3年 長山 颯汰さん
私達は授業を通して、ボランティアというものが自分達の近くにあると感じてもらうことを目指しました。実際のプレゼンでは、私達の活動紹介を始めとし、なぜ私自身がボランティアを始めたのか、そして、それを続けることができている理由についても生徒達に伝えました。実際に、生徒達にプレゼンの中で発問し、都度ボランティアに関する疑問等をグループワークで話し合ってもらいました。どの生徒も真剣に意見を交わしている姿を見て、とても嬉しかったです。
プレゼンの最後には、日本社会の流れのなかに東京オリンピックという一生に一度あるかないかのチャンスが目の前にあるということ、そして、その機会を自身で見極め、何かアクションを起こしてほしいということを伝えました。生徒たちにとって、「ボランティア」がより身近な存在になっていってほしいと願っています。

学生団体SPW代表:長山 颯汰さん
WAVOCは中高生ボランティアプログラムを通して少しでも中高生にボランティアについて関心を高めてもらうために、今後も継続して学生による学校訪問を行っていきます。
■過去訪問実績校
中高生ボランティアプログラム vol.1 東京都立七生特別支援学校(2017/9/8実施)
中高生ボランティアプログラム vol.2 多摩市鶴牧中学校(2017/9/29実施)
中高生ボランティアプログラム vol.3 町田市立町田第二中学校(2017/11/8実施)
中高生ボランティアプログラム vol.4 墨田区立両国中学校(2018/1/29実施)
中高生ボランティアプログラム vol.5 荒川区立第七中学校(2018/6/12実施)