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「学生演劇の拠点が復活!「早稲田小劇場どらま館」の再生」Waseda Vision 150 Newsletter第18号

Waseda Vision 150の進捗状況について

拡大基本問題懇談会を4月25日(金)に開催し、核心戦略5,6,7,8,9,11,12,13の2013年度報告、2014年度計画を学術院長(学部長、研究科長)、両高等学院長、芸術学校長等と確認しました。拡大基本問題懇談会は5月16日(金)、5月30日(金)にも開催し、学術院、両高等学院、芸術学校の将来構想の進捗状況を確認する予定です。

学生演劇の拠点が復活!「早稲田小劇場どらま館」の再生

早大南門通りには、現在世界的に活躍されている演出家・鈴木忠志さんをはじめとする劇団早稲田小劇場が建設した同名の劇場がありました。「早稲田小劇場」は当時の小劇場運動の中心的な劇場として数々の名作を世に送り出し、訪れた人々に大きな影響を与えました。

その後、建物の契約終了に伴い、鈴木さんは富山県利賀村に本拠地を移し、劇場は「早稲田銅鑼魔館」として民間の貸劇場として運営され、さらにその後、大学がこれを買い取り「早稲田文化芸術プラザ どらま館」として再生されました。当時、学生劇団を中心に運営された、早稲田演劇フェスティバルが開催され、多くの学生劇団がここをステップに学外に展開され、新たな演劇の一時代を築きました。

残念ながら耐震強度不足により2012年10月に一度その幕を閉じましたが、創立150周年を見据えた中長期計画「Waseda Vision 150」への学生による大学への提言「Waseda Vision150 Student Competition」の第一回大会が2013年3月に行われ、奨励賞を受賞した「チーム・シアター早稲田」の「どらま館に変わる新たな劇場の建設を!」の提案がきっかけとなり、核心戦略9「新たな教育・研究分野への挑戦」における「芸術分野検討PJ」において、「芸術の早稲田」の可視化を進めました。また、核心戦略13「早稲田を核とする新たなコミュニティの形成」において、学生、校友、地域住民の新たなコミュニティの場の形成を検討しています。更には「課外活動の場の充実PJ」でも、どらま館の再生を念頭に、学生部を中心に関連箇所の協力を得ながら進めています。

その結果、演劇を志す学生からのニーズが高いこともあり、跡地に「早稲田小劇場どらま館」として新しい劇場が建設されることになりました。鈴木忠志さんから、「早稲田小劇場」という名称使用の快諾をいただいており、「演劇の早稲田」をより一層盛り上げる、街の新しいシンボルになることを期待しています。完成後は主として公認サークルの演劇の場として活用されることになります。

「早稲田小劇場どらま館」建物概要(新宿区戸塚町1-101)

新しく建設される「早稲田小劇場どらま館」は、地上3階建てで、劇場の」入り口は2階にあり、入り口前は待合スペース(テラス)となります。1階には、楽屋、事務室、トイレ、売店、2階は劇場ホール(70席が設けられ、車椅子用1席)で3階が劇場ホールの吹き抜け、調整スペースとなる予定です。使用資格は学生演劇サークルを予定しており、学生演劇サークル以外については学外者の使用も含めて検討中です。 2015年3月に竣工予定です。

鎌田薫総長のコメント

旧『どらま館』は、学生の文化・芸術を支援し、早稲田文化の継承と創造発展に役立てるために、早稲田小劇場から早稲田銅鑼魔館を経て引き継いで以来、本学の演劇サークルの活動拠点として利用され、早稲田の演劇文化の発信にとってはなくてはならない施設となり、多くの人材を輩出してきました。私自身、学生時代は演劇サークルに所属しており、演劇に対しては特別な思いがあります。『早稲田演劇の灯』をさらに発展させ、多くの演劇人がこの劇場から巣立っていき、日本の小劇場運動の一大拠点になることを期待しています。

「早稲田小劇場どらま館」起工記念イベントのお知らせ

「早稲田小劇場どらま館」起工記念オープニングイベントとして、「早稲田小劇場」の生みの親である鈴木氏をお招きしてのトークショーを開催します。小劇場がそれほど多くなかった1960年代に、自分たちで一から活動の 場をつくりあげることには相当の覚悟とエネルギーが必要だったはずです。その力の源泉にあったのはどのような思いだったのでしょうか?
当日は新しい「早稲 田小劇場どらま館」への期待や、大学が小劇場を持つことの意義についてもお話しいただきます。早稲田演劇が新たな一歩を踏み出す貴重な機会にぜひ奮ってご 参加ください!

テーマ:鈴木忠志さんトークショー「演劇の社会的使命」
日 時:5月8日(木)16時30分-18時00分(開場16時00分)
会 場:早稲田大学小野記念講堂
対 象:学生・教職員・一般
出演者:演出家、劇団SCOT主宰 鈴木忠志
(挨拶)坪内博士記念演劇博物館館長、文学学術院教授 岡室美奈子
(聞き手)坪内博士記念演劇博物館助教 梅山いつき
入場料:無料・直接会場へ
問合せ:早稲田大学学生部学生生活課
(電話番号)03-3202-0706
(メールアドレス)[email protected]

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