所長 渡邉孝信 理工学術院教授
わたしたちの生活環境には、未利用のまま捨てられている微弱なエネルギーがあちこちにあります。その微弱なエネルギーを採取して電気に変換する技術を「エネルギー・ハーベスティング」と呼びます。これが実現されれば、小さな電力で動作するセンサなどを、半永久的に、無給電で動作することができます。あらゆるモノがワイヤレス通信でつながるInternet of Things(IoT)社会を実現するための、カギとなるテクノロジーです。「アンビエントロニクス研究所」は、早稲田大学で活発に行われている材料科学、デバイス技術関連の研究のアクティビティを結集し、エナジー・ハーベスティング技術の革新とその社会実装を目指している研究所です。